2011年08月18日 18時17分

『東京の交通100年博』の目玉の一つに、この6086号の実物車両の
展示があります。
しかも、車両の右側にチラッと町並みが見えますが、昭和の時代を駆け抜けた
“都電”の雰囲気が味わえるようになっています。
実はこの町並み、来年1月21日(土)公開予定の
映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の撮影の際に作られた
セットの一部で、「夕日町三丁目」の新聞屋さんや郵便局を始め様々な看板も
見られ、昭和39年という正に6000形が一番輝いていた頃を
髣髴させてくれます。
また下段写真の車内にも当時の吊り広告(再現?)がなされ、
私が『懐かしい』と言うには少々語弊がありますが、
それでも当時の雰囲気は十分に伝わってきます。
日本路面電車同好会の方の話しによればこの「6086号」は
都電荒川線で最後を迎え、その後個人のお宅に引き取られ
保存されていたそうですが、その後、東京都交通局に戻り、
荒川車庫で保存されてきたという歴史があるそうです。
また、車内吊りの広告は復元と推察されるものの、
車内の窓の上部分のものであったり、一部、現役当時のものがそのままに
なっているはずとのことでした。
「広告は時代を映す鏡」の一つであると私は思っていますが、
車内も車外もそんな気持ちで一つ一つの広告を見ていく楽しみがここには
ありました。
(宣伝)
映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」は中京テレビも製作に
参加しています。シリーズ3回目となるこの映画は、毎度「鉄道」が
大きな役割を果たしています。
(昨年の4月5日から映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の鉄道
への拘りをUPしています)
今回は“3D”で映画となっていますので、是非『昭和』の時代を
“立体”的に楽しんで頂ければ幸いです。