2011年08月18日 8時05分

東京の交通100年博(4)「myつりかわ展」の私のお気に入り。

「myつりかわ展」で私が一番面白いと思ったのがこれ!

東京都の大学生のアイデアによるもので、私は「“ここ起き”つり革」と
勝手に命名してみました。
つり革の握りの上の左半分には都電の「王子駅前」~「早稲田」間の
停留所名が書かれており、右半分には「ここで起こして下さい」と
書いてあります。
要は、寝ている人が目の前のつり革の“駅名”部分の自分が降りる停留所名に
スライダーを合わせ、立っている人に起こしてもらおうというアイデアですが、
起こす人もどの停留所で座れるかが分かると言うもので、
“入選”したのも納得です。

ただこれを長距離の乗客が多い路線で設置すると、立っている乗客同士での
争いが起きそうで、都電レベルが良さそうです。

因みにデザインの原画では「三ノ輪橋」~「早稲田」間になっており、
これは流石に細かすぎると言うことで多分、写真の形になったのであろうと
思っています。

ある日ある時、電車に乗ったら、そのつり革が全部違う形状だったら…、
何て考えると電車で立つのも楽しくなりそうですね。

グランプリ作品だけではなく、今回展示されている様々な“つり革”が
車両に登場して欲しいと思いました。

  1. 生粋 より:

    いまさらながらコメントさせていただきます!
    この「ここ起きつり革」をデザインした者です。僕が睡眠欲が深くて、車庫に入ってしまう経験があるほど電車内で良く寝過ごすという経験から思いついた(というよりずっと周りの人に起こしてもらいたいと願っていた)案です。
    こうして自分のアイデアが他の方々に面白いと評価されて大変嬉しいです!

  2. 稲見駅長 より:

    生粋さん、毎度ご乗車ありがとうございます。また1年半も前の記事にコメントを頂きありがとうございます。
    生粋さんが電車の車庫ならば、私はバスの車内で眠りこけ、ターミナルのバス駐車場で起こされた経験があります。
    その経験からだけではないのですが、このつり革のアイデアはきっと多くの人の共感を得ていたと思います。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2011年8月
« 7月   9月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!