2011年08月23日 18時30分

釧路行き鈍行2429Dの旅(6)「野花南駅」で2回目の交換。

長い距離を普通列車で乗り続ける楽しみは、昭和の時代ならホームで買う
駅弁や立ち食いの駅そばといった“グルメ系”(と言えるかどうかは
異論のあるところでしょうが)の楽しみもあったりしましたが、
今回の2429Dでは、ホームで買える駅弁屋さんはありませんし、
駅そば屋さんは「新得駅」にはあるものの5分の停車時間では少々難しい!
(車内持込をすれば別?)もとよりホーム上のキヨスクすらありません。

また、昭和の時代には、交換する駅や大きな駅等で3~4分の
停車時間があれば、(硬券)入場券を買う楽しみもありましたが、
今や殆どが無人駅の上に硬券のある駅がありません。
そんななんやかやで今回の乗車の楽しみにしたのが、「列車交換」。
ということで2429Dの2回目の交換は、写真の「野花南(のかなん)駅」。
相手は2428D(池田発滝川行き)で、2429Dが少し早く着き、
10:26同時の出発でした。

ところでここ「野花南駅」ですが、マイクロソフトのIMEでは
「のかなん」と打つと「ノ華南」でしたが、「のかなんえき」だと
「野花南駅」が出ました。そんなことは余談ですが、難読駅名かどうかという
判断に迷う駅名だと思いました。漢字と、その一文字ずつの読み方は
“普通”といえるのですが、素直に皆さんが読むかどうかは
分からないというのが私の感想です。
また、読み方をともかくとして「野」の「花」の「南」という字から受ける
この土地のイメージは素敵ですね。

2011年08月23日 8時36分

釧路行き鈍行2429Dの旅(5)「東滝川駅」で最初の交換。

滝川を出た2429Dは、最初の停車駅「東滝川駅」で最初の交換を
行いました。
向かってくる列車は快速3426D(富良野発滝川行き)で、
ここ「東滝川」には停車しません。
●撮影したのは、運転席横の貫通扉の場所で、運転士さんの承諾を
 得て入っています。(但し、停車中のみという条件付き)

今回、この2429Dに乗車するに当たり、私は一つだけ事前に準備を
しました。それは、2429Dが対向列車と交換する全駅の特定です。
ただ根室本線には多数の信号所があり、そこでの交換は特定できないのですが、
どの駅間で交換するかまでは時刻表から推察が可能です。その結果の一駅目が
この「東滝川」でした。

時刻表で、「東滝川」の出発時間が9:50になっているのですが、
他の列車の「滝川」の出発時間から「東滝川」の出発時間が8分にも関わらず、
2429Dは13分かかっており、一方3426Dは、「東滝川」は
通過なのですが、「滝川」到着時間9:58で、そこから逆算し、
この2本の列車の交換はここ「東滝川」という結論が容易に出せました。
ということで2429Dの「東滝川」到着は9:45。
5分停車の間に3426Dは通過していきました。
それにしても、最初の停車駅で5分も停車させるなら、
どうして「滝川駅」の出発時間を少し後倒ししないのか不思議です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!