2011年08月24日 7時02分

釧路行き鈍行2429Dの旅(7)島ノ下駅。

「赤平」「芦別」といった名だたる炭田地帯を通り抜け、
「滝川駅」を出発して1時間を過ぎた「島ノ下駅」です。
(2429Dのこの駅の発車は10:42)

この駅で交換があったわけではありませんが、ちょっと私の心に
引っ掛かったものがあったのでUPしました。
それは駅舎からホームまでの道のりです。
駅舎から上りホームへは、それほど違和感が無いのですが、
この列車の停まっている下りホームに来ようとすると、線路上の
“板”みたいなものが置いてある場所がきっと“構内踏切”部分なので
しょうが、何とも『自然体』と感じたのです。
というかパッと見、“構内踏切”というより、職員の業務用横断指定場所と
いった感があります。

名古屋人の“常識”としては、この写真の様な線路が剥き出しの状態の場所を
乗客が横断するのはあり得ません。(私だけではないはず)
大抵はこうした場合でも地平から若干の土盛りをして線路の踏面との
高さを揃え、少なくともそこが『横断してよい場所である』という
“主張”がもっと明らかになっているはずです。
※表現が難しく苦慮していますが、雰囲気は分かっていただけるでしょうか?
(第4種踏切でもここまでのものはそうは無いはず)

何とも長閑というか、とてもローカルっぽくていい感じです。
そしてこのような構内踏切はここだけではなく、今回の北海道「鉄」旅では
いたるところの駅で見かけました。多分、特急ではなく“鈍行”に乗り、
ノンビリとした『旅』だったからこその新発見だった気がしています。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!