2011年08月27日 18時56分

釧路行き鈍行2429Dの旅(14)上りホームの監視カメラ。

左側の写真は、先回の「積雪計測板」を裏から見たものです。
そしてその写真の右上にあるのが右側の写真の監視カメラです。

ここ「落合駅」は無人駅のため、駅構内が今、どうなっているかを
常時、この監視カメラで確認しているそうです。
(「富良野駅」で見ていると聞いたような気がしていますが、すいません。
記憶が定かでありません。)

何れにしろ、「積雪計測板」はそのカメラに向かって設置されており、
そのためホームに対して不思議な角度となっているとのことでした。

のんびりローカル列車で「先を急がない旅」をする身にとって、
こういう発見をすることこそ『2429D』の醍醐味であると“妙な”
納得をしてしまった次第です。

また到着から出発まで10分以上の余裕があったからこその成果であり、
合わせて、この列車が2両編成と言うのも駅の“探検”には
ピッタリだったのかもしれません。
それにしても、下車して風情を楽しむ乗客の方は思いのほか少なく、
何か勿体ない気が一方でしていました。

そして12:21、2429Dはゆっくりと「落合駅」を後にしました。

2011年08月27日 8時51分

釧路行き鈍行2429Dの旅(13)落合駅での発見。

「落合駅」のホームでこんなモノを見つけました。
上段写真の赤い矢印の先に、下段写真の縦型メジャー(?)が
置かれていました。

奥に除雪車を入れ込んでみましたが、もうお分かりのようにホームの
積雪状況を測るためのものです。
※これの正式な名前は聞き漏らしましたので仮に「積雪計測板」と
 させていただきます。
 また、ここからは2429Dの運転士さんからお聞きした話しを元に
 書きます。

ここ「落合駅」周辺は、“豪雪地帯”と言うほどではないものの、
根室本線では比較的積雪が多い駅で、この「積雪計測板」の最高値である
『120センチ』まで降る事も稀にはあるのだそうです。
とはいうものの、普段はよく降り積もっても下から2つ目の青く塗られた
50センチ程度とのことでした。

この「積雪計測板」の設置ですが、いつからあるかは定かではないとの
ことでしたが、やはり乗客の安全確保を考え、これで積雪状況を把握し、
ホームの除雪および線路の除雪に役立てているそうです。

ところでこの「積雪計測板」ですが、見ての通り、ホーム上に斜めに
設置されており、どこか不自然な印象を私は持ちました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!