2011年08月28日 9時10分

「日本三大車窓」と言えば、
1)篠ノ井線姨捨駅(善光寺平)
2)肥薩線矢岳駅付近(矢岳越え)
3)根室本線新内駅付近(狩勝峠。三大車窓の区間は昭和41年廃線)
となっていましたが、狩勝峠は新線に切り替わり、「三大車窓」の地位を
降りたと言われています。
では、現代の「日本三大車窓」はどこかと問われた時、私は、
この「落合」~「新得」間の、やはり石狩から十勝に入り、ひたすら十勝平野を
目指し下っていく写真の風景を挙げても良いのではと思っています。
※タイトルの「狩勝峠と下る」という表現が地理的に正しいかどうかは
さておき、雰囲気と言うことでご容赦を。
「日本三大車窓」と呼ばれていた時代の“絶景”の素晴らしさを知る方には、
今の風景は『さほどでもない』と言う話しを聞いたことがあるのですが、
遠くの町並みや近くに広がる牧場も含め、北海道らしい俯瞰の風景が
楽しめる場所(路線)は、それほど多くは無いと思っており、
そんな気持ちで何枚か2429Dの車内から“窓を開けて”撮影しました。
この風景をご存知の方にはきっとご賛同いただけるのではないかと思います。
とここまで書いていて少し疑問が?
「日本三大車窓」って、どうして峠越えの雄大な風景を見下ろす
ポイントなのでしょう。
海や渓谷の絶景もあるではないかとは思うものの・・・。
今回の「鉄」旅でというか、それも含めこれまで特急列車でここを通ったことは
何度かあるのですが、やはり窓越しではなく、空気を直に感じて風景を
楽しんだのは初めてで、それも好印象の一因でしょうか…。
(下り勾配のため2429Dのスピードは決して遅くはありませんが…)
また、昭和の時代に乗りつぶしをしていた頃、私は普通列車でここを
通ったことが2回あるのですが・・・記憶は全くありません。
その理由は何れまた機会を改めてさせていただきます。