2011年08月16日 18時09分

東京の交通100年博(1)江戸東京博物館。

東京は総武線「両国駅」下車、直ぐの所に『江戸東京博物館』があります。
場所としてはかの有名な大相撲の聖地「両国国技館」の隣と言った方が
通じやすいかも知れません。
ここは場所としての「江戸」~「東京」の歴史と文化に関わるものを
収集・保存・展示施設で、建物の巨大さもさることながら、その展示物等の
充実振りは建物の規模に決して負ける事は無いと聞いています。

その『江戸東京博物館』で、今年の7月14日から9月10日まで、
「都営交通100周年記念特別展 東京の交通100年博」が開催され、
多くの都民のみならず、全国の“乗り物”好きの方が来館されています。
ということで私も行ってまいりましたのでその報告を。
北海道の話しを連載中ですが、このまま行くとこの特別展が
終わりそうですので、そちらは少しお休みします。ご了承ください。

入場料は、大人1名1300円と「鉄道博物館」「リニア・鉄道館」に比べ、
少し高めかとは感じたものの、内容は充実しており、まあ許せる範囲で
あろうと個人的には思っています。

「都電・バス・地下鉄の“いま・むかし”」のサブタイトルが付けられた
この特別展ですが、そのかなりの部分は『都電』に割かれており、
路面電車がお好きな方には“是非モノ”の内容で、一方でバスマニアにとっても
外せないイベントであることは間違いありません。

2011年08月16日 8時09分

24時間テレビを前に、「杉ちゃん&鉄平」中京テレビに出演。

24時間テレビを前に、「杉ちゃん&鉄平」のお二人が中京テレビに
出演します。

8月19日(金)の「ラッキーブランチ!!」(10:53~11:30)が
その番組で生放送です。
司会のきくち教児さん、本田恵美アナウンサーとどんな「鉄」トークを
するのかと思うか、今から楽しみですが、お二人とも「鉄」系の
方ではないので、いささかの不安はあります…。

ところで「杉ちゃん&鉄平」と言えば、6月29日にCD「電クラ3 線路は続くよどこまでも」をリリースしたばかりで、
【リサイタルツアー2011 ~線路は続くよどこまでも~】が
「ラッキーブランチ!!」の放送翌日から金沢でスタートします。
●写真は、CDのジャケットです。

なお、名古屋でのコンサートは今月28日(日)ダイヤモンドホールです。
私は当日、出張のため名古屋におらず残念ながらの欠席です。
詳しい情報は「杉ちゃん&鉄平 OFFICIAL WEBSITE」まで。

このアルバム、今回も「鉄」楽の極みの内容となっています。
そして中川家礼二さん、南田裕介(ホリプロマネージャー)さん、
野月貴弘(Super Bell”z)さんと言った『鉄研』ゆかりの方々を始め、
東海ラジオの源石アナウンサーもゲストとして参加しており、
どの曲のどこでゲストの面々の声が聞こえるかを探るのも、
このアルバムの楽しみ方です。

で、金曜日の放送でどこまで紹介されるかは分かりませんが、
きっと楽しい内容になると思います。是非、ご覧下さい。

2011年08月15日 18時08分

今年の「24時間テレビ」の『鉄研』。

今年も24時間テレビの季節がやってきました。
ということで『芸能界鉄道研究会 鉄研』では、去年に続いて今年も
強力なイベントを用意し、募金へのご協力を呼びかけることになりました。

《『鉄研』トークショー》
●司会…尾原秀三(中京テレビ・アナウンサー)
●出演者…木村裕子・杉ちゃん&鉄平・南田裕介・三根孝彦(タックイン)

(会場1)
●中京テレビハウジングパークみなと
 *名古屋市港区港明1-10-17
 *地下鉄名港線「港区役所」駅から徒歩6分
●8月21日(日)14:00~14:30

(会場2)
●サンシャインサカエ(SUNSHINE STUDIO)
 *名古屋市中区錦3-24-4
 *地下鉄「栄」駅8番出口より直結
●8月21日(日)18:15~18:45

《杉ちゃん&鉄平/ライブステージ》
●会場…久屋大通公園
●8月21日(日)15:40~15:55

《木村裕子/ライブステージ》
●会場…サンシャインサカエ(SUNSHINE STUDIO)
●8月21日(日)17:45~18:00
 ※引き続いて『鉄研』トークショーを開催します。

お時間のある方も無い方も、是非、鉄研メンバーの熱い「鉄」魂に触れに
来てください。
一同、お待ちしております。

2011年08月15日 8時29分

国鉄池北線の思い出。(入場券から)

昭和52年の2月、私は就職を控え、働き始めたら「乗りつぶし」に
出かけるのが難しくなるであろうと考え、一番出かけることが困難そうな
北海道の鉄道の完乗を目指しました。
そして2月19日、「りくべつ鉄道」の前身というか
「北海道ちほく高原鉄道/ふるさと銀河線」の前身というか
国鉄時代の池北線に乗車しました。

この日の前日、小樽で乗車した423レ「からまつ」(小樽発釧路行き)は、
池田に6:49(定刻は6:19)に到着。乗り継ぎの池北線は
931D(池田発北見行き)、定刻から2分遅れの6:51に
出発しました。
(北見着は定刻の10:32でした)

池田駅では乗り継ぎの時間が無くなっていたため、写真も撮影しなければ
入場券も買えませんでした。
その後の931Dは、記憶の糸を手繰ると池田では
さほど混んでいなかったと思うのですが、1時間も乗ったころから混み始め、
それこそ「陸別」(8:51着)あたりは満席どころか立っている人もいて、
その先は通勤電車並みの混雑で、写真の入場券を買いに席を離れるのも
憚られたような覚えがあります。※931Dは単行だったと思います。
またこの日は冬の北海道には珍しく快晴で、天候は最高だったのですが、
それゆえ雪の反射がとにかくまぶしくほぼ全ての窓の日除けが下ろされ、
外の景色を楽しむことは許されませんでした。
もっとも外に広がる風景は白一色なのではありましたが…。
この日は土曜日だったのですが、何か沿線住民が北見に出かける
イベントでもあったのでしょうか?とにかくこれほど車内の記憶の
残っている路線は例外です。

(入場券の購入順)
*高島⇒本別⇒上利別⇒小利別⇒置戸⇒終着の北見。
因みに入場券はありませんが、「陸別」は「上利別」と
「小利別」の間です。
また「小利別」と「置戸」は隣合せの駅です。
これらの入場券は931Dが途中で対向の旅客列車と交換した
全駅分(置戸駅は除く)で、当時の列車の運転密度はさほどでは
無かったものの、長大路線ならではだったと今、思い返しています。

2011年08月14日 19時05分

りくべつ鉄道で運転体験(8)「陸別」駅の施設・車両たち。

「運転体験」の話しを終わったのですが、「りくべつ鉄道」で見られる施設と
車両について少し触れます。

写真は見ての通りの転車台で、一見綺麗で新しく見えますが、
実は国鉄網走線・池田~陸別間開業前の明治42年(1909年)に
設置されたもので、北海道に現存する転車台では最古のものだそうです。
ところが老朽化が進んだため、平成21年度に修復され、
今では“現役”当時とまでは言えないでしょうが、美しい姿を私たちに
見せています。

この他、車両ではCR70・75型が全部で6両、また保線作業車や
除雪モーターカーもあり、駅構内を『散歩』するのも楽しい時間です。
「運転体験」で走る線路の確認も含め、1時間ほどが『あっ』という間に
過ぎていきました。

また「りくべつ鉄道」の今後の楽しみですが、
既にご存知の方もいるかとは思いますが、7月24日(日)に、
今回のシリーズ(3)でUPした下段写真のフェンスの奥の線路を、
列車が走りました。(体験乗車の方も多数いたようです)
1.6キロの区間だそうですが、この話しを『指導運転士』さんから聞いた時
いつかは“2キロ”を越える運転体験が可能となることを不埒にも
願っていました。
(でも、陸別地区の『観光の超目玉』になる可能性はありますよね)
一方で、線路の保守は大変であろうとも察しています。

2011年08月14日 9時20分

りくべつ鉄道で運転体験(7)運転体験証明書。

「運転体験」が終わると写真の「CR70・75型ディーゼル気動車運転体験
証明書」が授与されます。

受講番号が「368」とあったので、きっと私が「Lコース」に参加した
368人目と言うことでしょう。
なお、裏面は「CR70・75型ディーゼル気動車運転体験記録確表」で
何と『50回』まで記録できるようになっており、
「そんな人はいるのか?」と思いきや流石にそうした方はおらず、
10数回の方が最高だと聞きました。(北海道の方ですが、北見・帯広近辺の
方ではないそうです)

それにしてもここはそうそう簡単に来ることの出来る場所ではありませんが、
道東に「鉄」することがあれば「Lコース」実施日にあわせて日程を組み、
再チャレンジしたいと真剣に思っています。
(家族旅行でここを組み入れるのは絶対に無理だろうと思うので、
やはり「鉄」旅となるのですが、さてその実現可能性や如何に。)

こうしてあっという間の80分間は終わり、「北見」まで戻り、
そこから都市間バスで「旭川」を目指しました。
この選択は単なる時間の都合ですが、久しぶりに「高速道路」を通らない
一般道経由の都市間バスの乗車でした。
因みに「北見」~「旭川」間は、バスで3時間25分。
JRの「オホーツク」で3時間前後です。
高速道路を通らないバスとの時間差がこれでは鉄道の速達性は一体どこへ?と
言いたくなります。峠越えと線形の悪い「石北本線」の悲しい現実を
改めて知ることになりました。

2011年08月13日 18時03分

りくべつ鉄道で運転体験(6)記念写真の時間です。

「運転体験」の最後に“記念写真”です。
『指導運転士』さんがきっと“いつも”のパターンであろう何種類も
撮影してくれました。

実は、私、「運転体験」中に、このままこれが終了したら即!
『お疲れ様』で記念の写真が残らないのではと心配になり、
途中で『指導運転士』さんに“記念写真撮影”をお願いしたのですが、
「最後にその時間をとってあります」と言われ、その結果がこの写真と
なったのです。
いつもですと、他の参加者の方がいらっしゃたりするので、
交代で“記念写真”を撮りあったりするのですが、何せここでは、
2人だけの世界ですので、取り越し苦労をしてしまいました。

因みに上段写真の右手の上げ具合ですが、『指導運転士』さんの
“指導”によるものです。運転だけではなく、記念写真のポーズの指導も
受けました。
皆さんもここで「運転体験」をすればこうした写真が記念に残ります。

2011年08月13日 8時18分

りくべつ鉄道で運転体験(5)ポイント操作。

ここの「運転体験」の大きな「ポイント」の一つに『ポイント操作』が
あります。

何と、自分が運転する線路のポイントを自分で切り替え、
その切り替えた線路を走るのです。
写真は、その“体験”後、最後にポイントを戻す作業を『指導運転士』さんが
されているのを撮影したものですが、最初、私はどのポイントを操作するのかが
全く検討が付きませんでした。

所謂、転轍機らしい“てこ”の部分が見えている
『ダルマポイント』でなくとも、レバー操作のポイントは見えていたので
それかと思いきやそうではなく、転轍機の蓋を開け、
その中の歯車を回転させて操作するタイプのものでした。
一見すると電気転轍機に外形が似ているタイプで、私にとっては始めて
見るもので、知っているつもりの世界にも、まだまだ知らない世界があることを
知った瞬間でした。

また私は、ポイント操作自体は、列車が走らない線路でしたことは
ありましたが、実際に列車が走る線路での体験は初めてで、
今回は、キッチリ線路の移動が出来ている確認が重要と言うこともあり、
普段何気なく通り過ぎているポイントが、何となく愛おしく感じました。

2011年08月12日 18時28分

祝!!名鉄名古屋駅70周年!

昭和16年(1941年)8月12日、名古屋鉄道の新名古屋駅
(今の名鉄名古屋駅)が開業し、今年で70周年を迎えました。

これを記念して、名古屋鉄道では記念の硬券入場券を
今日(8月12日)から発売し、かつその購入者の先着1000名様限定で、
入場券用の記念台紙を配布しました。
※発売場所は名鉄名古屋駅中央改札出札窓口。

上段写真がその記念台紙で、裏面には“名鉄名古屋駅のあゆみ”と
開業を伝える昭和16年8月10日発行の「名古屋新聞」の記事が
印刷されています。
(裏面は文字が多く、かつこの画面では読めないと思い、UPを諦めました)

そして下段写真が肝心の入場券で、この写真では同じような大きさですが、
実際の大きさは、入場券の横幅と記念台紙の「70周年」の文字の横幅が
ほぼ同じです。

とまあこの写真があるということは、私は今朝買いに行ったということに
なるのですが、
決して朝一番で並んだわけではありません。
名鉄名古屋駅に着いたのは出勤途上の午前9時頃で、
「この時間なので売り切れ(記念台紙が無くなる)ていてもしょうがない」と
覚悟を決め、出札窓口に並んだ次第です。
そして1人あたりの最大購入可能枚数5枚を購入しました。

出札に並んでいたのはニュースカイの乗車券等を購入する方が主で、
入場券を買ったのは私の前に並んでいた4~5人の中にはいませんでした。

それにしてもすんなり買えたのは驚きで、周知広報が行き届いて
いなかったのか、それとも「鉄」の方の興味をあまり惹かなかったのかは
分かりかねますが、私の買って時点でも、記念台紙は少なくとも
100枚以上あるように見えました。

(追伸)
昭和世代の私としては、『名鉄名古屋駅」開業でも良いのですが
どこかに大きく『新名古屋駅』の文字を見たかった。
何せ、いまだに『新名古屋』という駅名が馴染んでいる方も
多いのではないかと思っているので…。これは私だけではないと…。

(プラス情報)
名鉄名古屋駅構内では、開業当時からの写真も展示されており、
70年の歴史も分かるようになっています。

2011年08月12日 9時00分

りくべつ鉄道で運転体験(4)続いて「池田」方面。

次に、池田方面になるのですが、
上段写真で右側のホームの手前の線路(左から2線目)を走り、
その一番奥に下段写真のポイントが2箇所あって、その一番奥の行き止まりが
「運転体験」の「池田」方面の終点となります。

『指導運転士』さんから、「折角なので、時間の許す限り
“運転”しましょう」と言われ、途中で「出区点検」の体験を挟みながら、
先回も書いたように、ひたすら運転!運転!運転!でした。

そんななんやかやで、実はこの線路を何往復したかは、恥ずかしながら
私の記憶にはなく、多分、5~6往復はしたであろうとは思うものの
定かではありません。
ひたすら「前進」~「停車」~「運転席の交換」を繰り返すのですが、
これがとにかく忙しい!
慣れない状況(運転体験)で心理的にも追い詰められており、
よって回数を数える余裕は全くありませんでした。

ところで、ここの「運転体験」ですが、停車位置が何箇所か設定されており、
そのポイントに一人づつ、“手旗”を持った女性(3名)が立ち、
その“手旗”の位置で「停車」~「発車」を繰り返しつつ
500メートルを進み、それを何回か繰り返した後、最終的に500メートルを
一気に走り抜けました。
最高時速は25キロで、距離だけではなく、速度でも私の運転体験史上、
最高値となりました。

「習うより慣れろ!」とは本当によく出来た言葉で、今回の「運転体験」で、
特に“ブレーキ操作のイロハ”が少しだけですが分かり始めてきました。

ところで「Lコース」2万円の料金ですが、約50分間の運転を始め、
気動車の構造を詳しく聞けたり、都度、疑問点があれば“気軽”に質問でき、
かつ直ぐに答えていただけることもあり、まるで『家庭教師』の個人指導を
受けているみたいで、その価値は十分と感じました。
(もっとも私は家庭教師の指導で勉強をしたことはありませんので推測です)
また、こうした「運転体験」が『りくべつ鉄道』にとって貴重な収入源で
あることは確実で、欧米の保存鉄道が寄付をベースに運営されていることを
考えれば、料金の一部はここの車両の保存費用の一助になっていれば
幸いという感想も持ちました。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2011年8月
« 7月   9月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!