2011年09月08日 18時05分

釧路行き鈍行2429Dの旅(32)無事、釧路駅定時に到着。

平成23年7月12日(火)17:39。
釧路駅に2429Dは定時に到着。
団体旅行のグループの方とも別れの挨拶を済ませ、8時間余の長旅の労を
一人だけで労(ねぎら)いました。
(正確に言うと「釧路臨港鉄道の会」の方が出迎えてくれたので1人では
ありませんでしたが…)

そして駅の外にでて、釧路駅名物『D51467』の動輪と2ショット写真を
撮影。(正確には撮ってもらいました)

車内でのことをいろいろ書いていましたが、実のところ終わってみれば
「アッ」と言う間の8時間余で、もう一回チャレンジするかと聞かれれば、
『当分は結構』と答えることになるのですが、それでも、
難行苦行ということもなく、のんびりした良い「旅」だったといえます。

そのその昔、昭和の時代のロングラン普通停車は、全国で出会うことが
出来ました。が、朝か夕かのどちらかで、必ず風景の見えない時間帯を
走っていました。それに比べ、走行中は多分、真冬を除けばほぼ風景を
楽しめる時間帯を走る2429Dは“快適”な長距離列車と言えそうです。

皆様、一度お試しあれ!

2011年09月08日 9時00分

釧路行き鈍行2429Dの旅(31)大楽毛で2列車と交換。

終着の釧路を目前(3駅手前)にして、「大楽毛駅」で長い停車時間が
ありました。
この駅に到着したのは17:13頃で、ここで釧路発帯広行き2530D
(下段写真)と最後の交換をするのは時刻表でわかっていました。

それにしても2429Dの発車時間は17:25ですし、
2530Dは同じ17:25頃到着して直ぐに出発するであろうことを
時刻表から読み取っていました。
ただ次の「新大楽毛」は交換できないので、「新富士」まで行って交換するにも
時間が足りないというところまでは何となく分かるので、釧路直前で
12分も止まるのも「2429Dらしくていいや」と思うようにしていました。

ただ『虫の知らせ』がありました。「貨物が来るのではないか?」と。
ただ確証があった訳ではないので、駅の外で駅舎や駅前の風景を
撮影していました。

それでも何故か「駅構内に戻れ」という天の声が聞こえた気がして、
とりあえず駅改札を入った直ぐのところでカメラを抱えていました。
予感は的中!釧路貨物駅発17:11の高速貨物2094列車の登場。
17:17に轟音と共に通過していきました。(上段写真)
※14回目の交換。

そしてそれからしばらくして下段写真の2530Dがその姿を現し、
これで全15本の交換列車の全てを撮影することが出来ました。

最後の最後であやうく1本、撮り逃すところでした。

●この話しは本当です。決して作り話しではありません。信じて下さい。
貨物時刻表は名古屋に戻ってから見ました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!