2011年09月09日 18時09分

根室本線鈍行列車の思い出。(423レ・424レ~からまつ)

昭和の時代、北海道には「小樽」と「釧路」を結ぶ夜行普通列車が
ありました。
私は3度乗車しており、その内2回は寝台車で惰眠を貪りました。

何れも10形(の記憶あり)の3段寝台だったのですが、
一度目は昭和49年2月22日の423列車で、
「大麻」(22:45)から「釧路」(9:30)まで乗車。
●「大麻」から乗車して後に寝台券を購入したため、車掌さんが
発行しています。比較的珍しい部類ではないでしょうか?
また何で「大麻」から乗ったかと言うと、そこに知り合いがいたからですが、
今その方はどうされているのでしょう?

釧路に到着した2月23日は、「阿寒湖」や「丹頂の里」といった
観光地を巡り、何とその足で424列車「釧路」19:00発小樽行きに
乗り込み、往路とは違って旧型客車の硬いシートに身をあずけ、
「札幌」(5:36着)に向かいました。
『ワイド周遊券』の時代、このように夜行列車を宿代わりにして
広いエリアを旅する人が多く存在しました。
●札幌からは特急「北斗1号」~函館の町を観光~青函連絡船16便
(羊蹄丸)~急行「八甲田」(オール座席車のため当然座席)で
上野には2月25日に戻りました。今思えば若さゆえの暴挙(快挙?)です。
※今シリーズの15で狩勝越えを「2回」と書きましたが
3回の間違いでした。お詫びして訂正します。

2度目は昭和52年2月18日に「小樽」(定刻から6分遅れの
21:22に発車)から「池田」まで乗車しました。
423列車は私が最初に乗ってから暫くして「からまつ」の愛称が
付けられており、下段写真にもしっかり「からまつ」の文字があります。
この時、池田(定刻から30分遅れの6:49着)で下車した私は、
『りくべつ鉄道運転体験』でも書きましたが池北線931Dに乗り
「北見」へと向かいました。
(定刻なら6:49、実際には6:51に発車)

ところで皆さんは北原白秋の名詩「落葉松」をご存知でしょうか?
その冒頭の一節に
「からまつの林を過ぎて、(中略)たびゆくはさびしかりけり。」とあり、
この詩が生まれたのは北海道の風景ではないのですが
「たびゆくは…」は、冬の北海道に似つかわしいのではと私は思っています。
ただこの詩を心の中で歌いながら寝台車に乗り込んでいったかどうかは
不明です。(この詩を知っている人は絶滅危惧種?)

ということも去ることながら、以前、狩勝越えの風景を自分の目で
見ていないと書いたのは「夜行列車に乗っており深夜に通過した」という
理由からでした。オチの無い話しで失礼。

2011年09月09日 9時00分

釧路行き鈍行2429Dの旅(33)2429D完全乗車証明書。

2429Dに全線乗車すると、釧路駅で貰える「2429D
完全乗車証明書」です。

上段が表面で、下段が裏面となります。
裏面から言うと「日本一長~~い定期普通列車」の文字にJR北海道釧路支社の
“気合い”を感じますし、左下にある『滝川発釧路行 2429Dに
完全乗車されたことを証明します』の文字は嬉しい限りです。

ところで表紙に戻って、右上の『2429D完全乗車証』の文字と、
タラコ色のキハ40-777の写真下にある『2429D完全乗車証明書』の
文字は、同じことのほんの2文字違いで、普段なら「少しは工夫が必要」などと
思ったりもするのですが、全行程を乗り終えた直後だけに、
今回だけは全てOKの世界でした。

言っちゃ何ですが、「これほしさに釧路まで来たのか俺は・・・」
とか思っちゃっていたりしている自分がいました。

1000枚限りの予定が増刷されたことで貰えたのですが、『限定』に
惹き付けられて乗った方の中には「きっとがっかりしている人も
いるのだろう」とかいうことも思ってみたりしていました。
(まあでも、許される範囲でしょう)

ところでこの証明書のこのブログでの使い方ですが、
厳密な権利処理を行うとするなら、本来、撮影者であるカメラマンの許諾も
必要と思われます。
そこでこの写真を撮影された方の話しはまた後日・・・。

(2429D、了)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!