2011年09月22日 8時47分

車で先回の場所まで林道を走っているときにも“怪しい落し物”
(お察しください)が道路のそこここにありましたが、駐車場所から
タウシュベツ橋梁に向かう“遊歩道”の入り口には上段写真の
「ヒグマ出没!」の看板が・・・。
「この一体は、ヒグマの生息・多発地帯です。十二分にご注意して下さい」
とあり、『十分』ご注意ではなく、『十二分』にご注意は、
冗談であったり過剰表現ではなく、今回のガイドさんも実際にこの近くで
見かけたことがあるとのことでした。
また少し前に「上士幌町鉄道資料館」で“熊避け”の鈴を販売していると
書きましたが、ガイドさんも『鈴』を身に着け、軽やかな鈴の音を
響かせながらの道すがらで、音は“軽やか”でも、身の安全には
重い存在でした。
実際、上段写真の「注意して下さい」の下に、鋭利な刃物で
切り裂いたような『キズ』があり、それは熊の爪で出来たものだそうで、
ある種のマーキングだとその時に聞きました。
(写真では分からないでしょうが…)確かに人がドライバー等で
こじ開けたとは思えない不思議な感じでした。
そうして歩いたのが下の写真の歩道で、そこそこ整備はされていますが
歩きやすくはなく、倒木の間を縫って歩き、また所々泥濘(ぬかるみ)も
あり、足元に注意を払いながら一歩一歩、目的地に近づいていきました。
その目的地までもう少し。正面の木立の切れ目の先にそれはありました。