2011年09月24日 18時58分

旧士幌線「タウシュベツ橋梁」(7)「タウシュベツ橋梁」の全貌。

いつもならこうした『記念写真』はあまり撮らないのですが、
「長靴」姿を残したくて同行のツアー参加者の方にとってもらいました。

この日は、天候の関係で、アーチ橋の存在感は実感できたものの
『メガネ橋』を実感とまでは残念ながらいきませんでした。

それでも下段写真でギリギリ「メガネ」っぽくはあるのですが
ここから少しずれるだけで、湖面に映る橋は全く見えず、
ちょっとした湖面を渡る風であったり、微妙なところで「メガネ」が
見えることはあまり多くは無さそうです。
ただ“早朝ツアー”に参加すれば見える確率は高いのだそうですが、
「糠平温泉」に宿泊していないとなかなか参加は難しそうですね。

それにしても単なる「コンクリート製」の橋に何故心惹かれるのでしょうか?
私にも正直、よく分かりません。でも何かが「良い」のです。
アーチの連続性がそう想起させるのでしょか?
ちょっと話しが飛びますが、スイスの世界遺産「レーティッシュ鉄道」や
オーストリアの「センメリング鉄道」のアーチ橋も私は大変美しい造形で
あると思っており、
勿論、素材の違いはありますが、その優美さは共通だというのが
偽らざる感想です。
※地元の上士幌町観光協会が発行している観光パンフレット
「大雪山国立公園かみしほろ」の表紙写真は下段写真とほぼ同位置で
撮影した綺麗な『メガネ』橋(風景を切り取ったサイズは異なります)です。
パンフレットをここで掲載しないという不親切なブログで恐縮です。

(余談)
この辺りは『黒曜石』の産地だそうで、このタウシュベツ橋梁近くでも
探せば見つかるそうです。高校生の時、歴史の授業で『石器』
(刃物として…だったかな?)として使われたと習ったと記憶があります。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!