2011年09月05日 9時03分

釧路行き鈍行2429Dの旅(28)音別駅にコンテナが一杯。

尺別を出て音別に向かう途中で「オジロワシ」を発見!
(心のシャッターを押しました)

北海道の大自然に感動しつつ16:25に音別着・発。
窓外を眺めていたらコンテナの山を見つけ、なおかつ荷物を積み込むところに
遭遇しました。

今シリーズ(20)の「帯広貨物駅」の駅名標によれば次駅は
「釧路貨物駅」のはずなのに、ここ音別では「釧路貨物駅」行きの
貨物列車が停車し、コンテナの切り離しを行い、一方で当然の事ながら
その逆もあることは名古屋に戻ってから貨物時刻表で調べました。

この駅の近くに大塚製薬グループの工場(「オロナミンC」などを
作っているとのこと)があり、その出荷荷物を扱うためこの駅に
コンテナの山が存在することになっています。

釧路市役所のHPによればその製品には音別川の伏流水が
使われているとあり、ひょっとしたらここ『音別の水』を私も飲んだことが
あるのかと思うと、ちょっと不思議な感じでした。

なお、この音別駅には「みどりの窓口」があるのですが、
7往復もある特急が1本も停車しません。比較的珍しい存在では
ないでしょうか?

2011年09月04日 19時19分

釧路行き鈍行2429Dの旅(27)尺別で2528Dと交換。

尺別では珍しく対向列車をあまり待たずに16:20に到着・出発でした。

12回目の交換列車は2528D釧路発芽室行きです。
●「芽室駅」は今シリーズ(18)で出てきた、2429Dが、
「スーパーとかち6号」と交換した駅です。

こうして書いていると、何となく2528Dが“区間列車”っぽい感が
無きにしもあらずですが、実際の運転距離は141.9キロあり、
ここ尺別からでも94.8キロと100キロ近い道のりをこれから
ひた走ることになります。
「流石に北海道ですね。」などと書いていて、東海道本線の名古屋周辺と
比較してみたら、「大垣」~「浜松」間が152.9キロなので
それ位の距離であることが分かりました。100キロ超というと『遠い』という感じがしていましたが、JRなら意外と微妙な距離かなと
妙な納得をしてしまいました。

(JR北海道キハ40系の標準塗色のこと)
●JR北海道の標準塗色ですが、一見爽やかな感じで私は『良い感じ』と
思っていたのですが、一方で今回『今一つ』という話しも聞きました。
それは冬の雪の中での視認性です。
この色が雪に溶け込んでしまい、接近してきても気付き難いのだそうです。
それに比べ、リバイバルでブームになっている旧国鉄色「朱色5号塗装車」
(通称?タラコ色)は視認性も良く、「何故変える必要があったのだろう」
とか「雪を知らない人が色調のデザインの良し悪しで決めたのでは?」
という声もあったと聞きました。
それ自体の是非の判断は私には分かりませんが、何かを変えることが
如何に難しいかを考えさせてくれたエピソードでした。

2011年09月04日 8時00分

釧路行き鈍行2429Dの旅(26)常豊信号所で“初貨物”交換。

浦幌駅と上厚内駅の間にある「常豊(つねとよ)信号所」に15:41に到着。

時刻表では、この時間帯で交換する旅客列車はないため、ここで停車した
ということは、おそらく貨物との交換であろうと目星を付け、
私は何時に到着するやも知れぬ列車を、ジーッとカメラを構えたまま
待ち続けました。
(少ないとはいえ周りに乗客はいたので、私は結構不思議な存在だった
はずです)
そして待つこと6分、15:47に現れました!高速貨物の2092列車です。
11回目の交換は、旅客列車が、DF200-110に牽かれた
長大なコンテナ列車の通過を待っていたことになります。
こうした事は昭和の時代にもあるにはありましたが、今時風に考えれば、
『速い列車』優先ということでしょう。

ところでこの「常豊信号所」ですが、その名前は、
DF200(RED BEAR)の右側の更に右側にある建物
(写真では一番右側)に掲げられていました。
またこの写真ではDFに隠れて見えませんが、ほんの数メートルの
短いホームがあります。信号所用なのでしょうが長さはともかく、
こういう言い方は一寸違和感があるものの『真っ当な』感じのホームでした。

そして2429Dは15:48に上厚内に向け出発しました。

2011年09月03日 21時08分

釧路行き鈍行2429Dの旅(25)浦幌で2526Dと交換。

今日(9月3日)お昼過ぎ、用事があって名鉄名古屋駅を利用したのですが、
台風の影響でしょうがいつもより人が少なかった気がします。
名鉄電車は、空港線が運転されていませんでしたが他線は動いていました。
ただ本線は、数分の遅れがありました。

池田を出て4駅目。「浦幌駅」で本日10回目!の交換をしました。
(上段写真)

15:30頃に到着した時、既に上りホームには2526D釧路発
帯広行きは停車中でした。
2429Dの浦幌発は15:35で、交換列車同士が到着している
にも関わらず、2列車とも直ぐに出発しないのがローカル列車と言えます。
(2526Dの出発は15:38)

そして下段写真で、突然ですが2429D専用「側面行先標(通称:サボ)を
UPしました。
理由はこのサボをこの駅で撮影したからです。
と書くと、『この駅まで来るのに撮影するチャンスは何度でもあった
でしょう』と言われそうですが、その通りで、チャンスは何度も
あったどころか始点の滝川駅で既に撮影をしています。では、何故???

それは、撮影した「キハ40-739」の進行方向右側のサボは
長期間使用した感じがありありで、傷も多くあまり美しいモノでは
ありませんでした。
ところがここ浦幌で「キハ40-737」の進行方向左側にあるホームを
歩いていたらこのサボが目に入り、ご覧のように良い状態のものだったので、
思わずシャッターを押してしまった次第です。
あっ!ちゃんとした説明を忘れていましたが、2429Dのサボはご覧の様な
『特別バージョン』で「日本一長い距離を走る定期普通列車(2429D)」と
わざわざ書いてあります。JR北海道の意気込みでしょうか?
ただ昨年(平成22年)の8月1日から使用しているので、
色あせたサボも結構あったりし、私の見た限りではこのサボが一番、
状態の良いものでした。
それにしても片道しか使えないので、どの列車で滝川に持ち帰って
いるのでしょう?とても気になります。(余計なお世話???)

そして、ここ浦幌から厚内まで、私の乗った車両の乗客は
“たった”3人でした。寂しい…。

2011年09月03日 9時08分

釧路行き鈍行2429Dの旅(24)のんびりと風景を楽しむ。

台風の影響で窓外では強い風が吹いていますが、雨は降っていません。
名古屋市内の交通機関は動いているようです。

7月12日の2429Dの旅はなかなか先に進みませせんがご容赦を!もうしばらくお付き合いください。

さて今日の写真は、撮影時間から換算して、「豊頃」~「新吉野」だと
思われますが、ノンビリとした風景に酔いしれながらあまり意味の無い写真を
撮っていました。

北海道の風景は、本州とは本当に趣が異なり、どこでどう撮影しても
「北海道らしさ」を感じることが出来るのは羨ましい限りです。
ただ、今回の車窓で言えば、結構ジャガイモ畑を見ることがあったのですが、
ややタイミングを逸し、その写真を撮影することが出来ませんでした。

もしも来年の7月上~中旬頃に北海道に行かれる方がいらっしゃれば、
その時期、ジャガイモの白い花が一面に咲いている所をそこここで
見かける筈です。
実は今を去ること凡そ四半世紀。7月上旬に「花の北海道」というロケを
富良野でしたことがあるのですが、その年は今年のように天候がやや不順で、
ラベンダーなどの花の咲き具合が遅れており、已む無く“ジャガイモの花”を
撮影して『花の種類』を増やして放送したことがあります。
ただ、視聴者の反響では、ジャガイモの花が意外と好評でした。

そんなことを書きつつも写真が無いのでは致し方ありませんね。
申し訳ありませんが「ジャガイモの花」をネットで検索してご覧下さい。
思わぬ可憐さに心惹かれるはずです。
今回の話しは、7月上~中旬に渡道される方の参考になればと思い
書いてみました。

2011年09月02日 18時30分

名古屋駅でキヤ97系と遭遇。

昨日(9月1日)、東京出張のため名古屋駅発14:40の
「のぞみ232号」に乗るべく、名古屋駅新幹線ホームに上がりました。

その時、在来線ホーム(11番線のような気がしている…)に
見慣れない車両を発見!
直ぐにバッグからカメラ(いつもコンデジを持ち歩いています)を
取り出したものの、その車両は直ぐに動き出し、ギリギリ撮影できたのが
本日の写真です。(カメラの時計で14:32でした)

言うまでもなくこの車両は「キヤ97系」。
レールを積んでいたのを確認していますので間違いません。

皆さんの中で「キヤ97系」を見たことがあるかたは結構いらっしゃるのでは
ないかと思いますが、実は私は始めて!

通常、何時頃動いているかを私は知らないのですが、真昼間の時間での
遭遇であったことを考えると、ドクターイエローではないですがダイヤに
組み込まれていると私は思ったのですが如何でしょう?
であれば、運が良ければこの時間に遭遇できるということでしょうか?

それにしても積んでいたレールは、どの線に使われるのでしょうか?
気になるところです。

さて、「キヤ97系」のエンジン音は?
残念ながら新幹線ホームまでは届きませんでした。

そのその昔、でも無いかもしれませんが、機関車がレール運搬車を
牽引しているのを見たことがあるますが、「キヤ97系」は“今時”感が
あってなかなか良いですね。

ところで台風12号の進路や如何に?JR西日本では一部列車の運休等が
発表されていますが、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

2011年09月02日 8時07分

釧路行き鈍行2429Dの旅(23)十弗駅にて。

池田の次の停車駅「十弗」(とおふつ)です。
写真の左側に写っているのは『駅名標』と思われるのですが、
結構面白かったので、発車直後にカメラを取り出し、慌てて撮影しました。
そもそも私の座っていた場所からは、最初、この看板が見えてなおらず、
車両が動き始めてからの撮影ゆえ、多少のブレと変な画角をお許しください。

さて『駅名標』に描いてあるのはアメリカの10ドル札風の絵と
「十弗は10$駅」という文字です。「十弗」の『弗』の字は、
訓読みで『ドル』のため、この駅名標(看板)になっているのでしょう。
因みに辞書で「ドル(貨幣単位)」を引くと「弗」の字が出ますし、
パソコンのIMEでも「ドル」と打てば変換候補に「弗」が出てきます。

そしてお札部分の一番上には
『JR HOKKAIDO KUSHIRO BRANCH OFFICE』とも書かれ、ど真ん中に
描かれた車両のイラストと合わせ、なかなか洒落が効いています。

参考までにこの駅名の由来ですが、JR北海道釧路支社のHPには
『アイヌ語の「ト・プッ」(沼の口)に、「十弗」の字をあてたもの』と
出ていました。

この駅から遠くない場所に、「湿地帯」でもあるのでしょうか?
そんなことに想いを馳せるのもゆったりとした「旅」の
醍醐味かもしれません。

2011年09月01日 23時34分

釧路行き鈍行2429Dの旅(22)幕別でスーパーおおぞら10号と交換。

2429Dの話しから離れても、やっぱり北海道の話題でした。
そしてまたまた、というかまだまだ2429Dは走り続けます。
ご容赦ください。

9回目の交換は、帯広を出て3駅目の「幕別駅」です。
14:40頃到着し、4010D「スーパーおおぞら10号」
釧路発札幌行きの通過を待ちました。

話しは変わりますが、札幌に住んでいる方から聞いていた2429Dの
目的地「釧路」という街ですが、1年12か月の内、11か月は
ストーブに火が入っているそうです。
(脚色された比喩のような気もしましたが…)
だからということでも無いのでしょうが、この幕別辺りでは車内が
涼しくなってきたので開けていた窓を閉めました。

そしてその閉まった窓越しに今回はシャッターを押しました。
等と言うのは若干の言い訳が入っており、窓を閉めたのは事実なのですが、
実はこの時、私はウトウトしておりチャンとカメラを構える余裕が
無かったのです。
「アッ」と気付き、カメラのスイッチを入れ、カメラを構え、
通過する4010Dを撮影!

危うく「全交換列車を撮影」という今回の“誓い”が泡となるところでした。
危ない。危ない。

(どうでもいい話)
●最初、この駅のことを「薫別」と入力していました。
少し前まで「旧池北線」のことを書いていたので、無意識に
やっちゃっていました。まあ、UPする前に気付いたので
事なきを得たのですが、北海道には『**別』という駅が多く、
どうも間違えてしまったようです。
ちゃんと時刻表を見ながら“書くべし”と改めて思ってはみたものの、
最近そんなことが増えているような気がしています。
やっぱり年かな???

2011年09月01日 8時03分

札幌市営地下鉄の可動式ホーム柵。

昨日の写真でお分かりのように札幌市営地下鉄東西線では可動式ホーム柵の
設置が平成21年3月に終わっています。

で、南北線でも全16駅の可動式ホーム柵の設置が始まりました。
写真は「大通駅」で、ホーム上の“設置工事”中の感じが何故か懐かしく
思えて写真を撮ってしまいました。
桜通線の可動式ホーム柵完成が私の心の中では既に遠い過去になっていて
我ながら驚きました。

現在、南北線の工事がどこまで進捗しているかまでは調べていませんが、
「さっぽろ駅」ではまだ工事は行われていません。
何れにしろ平成25年春までに全駅完成予定ですので、順番に進められていく
ことだと思います。

またこのホーム柵導入に合わせ、ATOの導入も合わせて行うはずですし、
当然の事ながらワンマン化もされます。
車掌さんの見納めはいつになるのでしょうか?

ということもさることながら、札幌らしい3000形を今回一度も
見かけませんでした。残念至極です。
引退間近と言うことでしょう。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!