2011年10月22日 18時35分

『家族の理解』もここまでくればもう何もいうことはありません。
ここは本当に穂積さんのご家族がお住まいのご自宅です。
因みに穂積さんの本職は「鉄道」や「写真」関係ではなく、
「鉄道」は全くの趣味です。
さて駅長(STATION MASTER)の看板のかかった部屋がメインの展示場
(多分)で、写真に見えている旧型客車のオハ62の座席で館長
(駅長?)である穂積さんの「鉄」話しをたっぷり聞きました。
伺った時間が平日の夕食時のため、少々気が引けたのですが、
何とほぼ1日ここにいた兵(つわもの)もいたとのことですっかり
お言葉に甘えて長居をしてしまいました。
何せ、展示品の1点1点が興味を惹くものばかり(次回以降、少しだけ
紹介します)で、その解説を聞いているだけでも時間がどれだけあっても
足りません。
今回の訪問で、私が気付いた主たるモノは外していないと思うものの、
見落としているものが相当ありそうで、「1日がかり」は決して大袈裟な
表現ではありません。
ところで平成15年に開設されたここ「小さな鉄道博物館」にある
展示物の総数ですが、新聞や雑誌等の取材時には(公称として)約2000点と答えているそうですが、実際には乗車券等の細かいものも入れれば
3000点以上は間違いなくありそうだとのことで、もはやカウント不能だ
そうです。
またここに展示されているものは本当に多岐に渡っており、
駅舎と線路と車両以外のものは大抵揃っていると言っても過言ではないと
思います。
なお、半数以上は寄贈されたものだそうで、特に平成18年に廃線となった
「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」の様々な備品等は、
この“博物館”なら大切に保管・展示してもらえるのではと
やってきたそうです。
(これをきっかけに平成19年にリニューアルをし、現在に至っています)
これも「趣味」を通じて出来上がった鉄道事業者やその従業員の方たち、
また同好の方たちとの「信頼」関係の賜物と思われますが、
そこまで行き付くまでの過程が本当は大切なのでしょう。