2011年11月09日 17時55分

今の「接岨峡温泉」駅は、以前「川根長島」を名乗っていました。
平成2年の「アプト」区間の開業に伴い現駅名に改称されたのですが、
そのような事は、この看板を見つけるまでは忘れていました。
写真の右側の看板が駅名ですが、「大井川鉄道」とあってまだ
「大井川鐵道」となる前のものだと言う事が分かります。
左側に「長島 梅地共同倉庫」とありますが『梅地』とうのは
この駅から大井川を挟んだ対岸の地区の名前とのことでしたが、
きっとまだ道路の整備が行き届かずこの井川線が物流の大動脈だった時代、
ここに駅から荷送り(?)をするための2地区の『共同』倉庫があった
名残なのでしょう。確証はありませんが・・・。
さてこの2つの看板のあった場所ですが、先回の写真の左側に写っている
建物の中ほどにあり、きっとこの看板のあったところが「倉庫」だったのでしょう。ただ、今現在、使われているかどうか不明ですし、
そもそも駅名の看板は、元々駅舎の入り口に掲げられていたのが、
平成2年に廃棄されることなくここに移されたのではないかと私は
考えています。
何はともあれ私のような「鉄」系でなければ興味を惹くこともなければ
写真を撮影することも無いのでしょうが、とにかくこの「川根長島」に
出会えたことは『バスの運転手さん』のおかげであることだけは
間違い無さそうです。
追伸:先回の「駅」の写真は、大井川鐵道「接岨峡温泉」駅を紹介した
ブログやHPでもあまり見ない構図ですが、この看板を紹介したいがために
UPしています。
実際には工夫次第で面白い写真が撮れる駅ですので、そこのところは
ご容赦ください。