2011年11月10日 18時00分

10月8日14:22。接岨峡温泉駅にDD20形が牽引する千頭行きが
5両の客車と共に入線してきました。
トンネルを徐に抜けてきた機関車に何やらヘッドマークのようなモノが
見えますが、それは「こどもギャラリー」と銘打たれており、
地元の小学生による『大井川鐵道井川線』列車の走る風景が
描かれていました。
※アプト区間の「電気機関車」と連結された絵でした。
地元の足として生きる鉄道が故のことなのでしょうが、
もしも自分の描いた絵がこうして列車の先頭を飾ると言うことは本人にとって
とても嬉しく、また誇らしいでしょうから、子供にとって地元への
愛着のみならず良い思い出にもなるでしょう。
こうしたことは「他の鉄道でも採り入れたらよいだろうに」と真剣に
思いました。
ただこのヘッドマーク「こどもギャラリー」は全機関車に付いて
いないようで、特定の機関車だけかもしれないのですが、
今回はただ私の目に付き、印象に残ったのでどうしても紹介したくて
UPしました。
下段写真は、動き出した客車の中から駅舎と駅員さんを撮影したものです。
「動き始めた汽車の窓・・・」は『なごり雪』ですが、私は窓に顔はつけず、
窓を開けて撮影しました。
まあ「名残惜しさ」は同じ気分と言うことで・・・。
「ひょっとしたらもう2度とこの風景を見ないのでは…」。
「乗り鉄」で全国を回っていた頃はあまりそんなことは
考えなかったのですが、流石にこの年齢になってくると毎回、
様々な想いが胸の中をよぎります。
新しく開業した線や、海外などで初めて乗車する線ではそのようなことは
あまり無いのですが、やはり2度目、3度目の乗車ともなると返って
そんな『想い』が強くなる気がしています。