2011年11月11日 17時58分

10月8日の大井川鐵道(16)「奥大井湖上」駅。

大井川鐵道のHPによれば、『日本一不思議な駅』とあり、
その解説文は『湖に浮かぶ「奥大井湖上駅」駅に架かる“レインボー
ブリッジ”を渡ってハイキングもできます』となっています。
また大井川鐵道では、「日本一の急勾配(アプト式)」
「鉄道橋高さ日本一の“関の沢橋梁”」と合わせて『3つの日本一』を
標榜していますが、
『日本一不思議な駅』とは「“湖に浮かぶ”周りに人家の無い駅」という
意味ではその通りなのでしょうが、まあ少々強引とも言えなくもないですね。
もっともキャッチフレーズの付け方としては秀逸と言っても良いとは
思っており、ここはあまり真剣に考えず笑って過ごしましょう。

で、上段写真はその「奥大井湖上」駅のホームで、
右側には『Happy2 Bell』(「2」は2乗の意味で、
実際には「y」の右上にあります)があり、また駅名標との間には
「アプト」をテーマにしたオブジェもあります。是非、その詳細は現地で
お確かめください。

下段写真は、「奥大井湖上」駅を出発して直ぐに撮影したもので、
それは説明するまでも無く『レインボーブリッジ』を渡っているのですが、
では中段写真は?

実は往路のバスの中から撮影したもので、バスの運転士さんが
この絶景ポイントに車を止め、撮影する時間を作ってくれたのです。
正に「運転期間限定バス」様様で、写真に列車は写ってはいないものの、
「バスに乗って良かった」と思った瞬間でした。
何せ、列車に乗ってきてここまで歩くか自家用車でなければ絶対に
お目にかかれない風景に出会えた!のです。

ところでこの駅と私たちが乗車した「接岨峡温泉」駅の間は
ハイキングコースとなっており、この列車にもそのコースを堪能された方が
何人か乗っておられました。
種明かしはバスの走る道路から接岨湖(長島ダムの湖の名前を今回、
初めて知りました…)へと下ると小さな駐車場があるそうで、
片道を列車で、片道を歩きという方が結構いらっしゃるそうです。
そう言えば「接岨峡温泉」駅で、「奥大井湖上」駅までの乗車券を
買っている人を見かけ私は妙な納得をしていました。

    

    ADVERTISEMENT

    電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
    稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

    カレンダー

    2011年11月
    « 10月   12月 »
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    27282930  

    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!