2011年11月17日 18時11分

10月8日の大井川鐵道(22)有人駅「奥泉」。

期間限定路線バスに乗車したからこそ撮影できた写真で、最後にUPするのが
上段のものです。

千頭駅前を11:50に出たバスの「奥泉駅前」発は12:00。
発車までの1分ほどの時間を利用し、運転手さんに断ってバスを下り、
駅の写真を撮影しました。
写真では階段を下ったところに線路がチラッと見えており、駅舎は
その左側に隠れています。

実はバス停の辺りは結構開けており、バス停もなだらかな斜面に
広くスペースが取られています。それが駅のある場所を覗き込んだら、
まるで谷底を這う様に線路があり、そのギャップを面白く感じました。

次に下段写真ですが、「奥泉」発14:03の列車の車内から見た
『駅の風景』です。
1日6往復の列車が着発する駅ですが、流石に始終着の列車もあるだけに
『有人駅』となっており(本当にそうなのかはあまり自信が無いですが…)、
駅員さんのキビキビした動きを見るのは楽しいものがありました。

またこの駅は「寸又峡温泉」への“一応”玄関口のはずなのですが、
「寸又峡温泉」に向かうバスは全て「千頭駅前」から出ており、
なおかつ「千頭」~「奥泉」間は列車の約30分に対し、
バスは前記の通り10分で、やはりこの駅が有人なのは不思議な存在です。
(そう思うのは私だけ?)
また普通に考えれば、千頭発の列車とバスが接続することは
あまり念頭に置く必要はないのでしょうが、井川線を利用する観光客を
考えれば、井川方面から千頭行きの列車と千頭発のバスがここで接続するのは
あっても良さそうですが、そんなことは無さそうです。

それはともかく、写真でお分かり頂けるかと思いますが「駅の雰囲気」は
とても良いです。
山間(やまあい)の小さな交換駅を絵に描くとこうなるという典型のような
気がしました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!