2011年11月23日 15時40分

桜通線可動式ホーム柵、異聞。

桜通線の可動式ホーム柵は、今年の7月23日に全駅で使用開始されました。
それで・・・。

『6207』の車体番号の下に、何かシールを剥がした痕跡があるのを
見て取れますでしょうか?
もともとここには広告があったはずですが、その位置ではその広告の一番下の
部分が、ホーム柵で隠れて見えにくくなりそうなのはご理解いただけるのでは
ないかと思います。

そこで名古屋市交通局では、一旦ここにあった広告を外し、
広告が隠れない場所に移動させたのがこの『痕跡』の存在する理由と
思われます。
これは車体番号下の広告だけが一部隠れたために移動させたわけではなく、
その編成の全ての広告が同じ高さの場所にあったことから、
隠れない位置への移動が行われた模様です。
ただ車体番号の所にあった広告は移動させるスペースが無いため、
今は写真のように何もない状態となっています。

もっとも私が毎日、通勤時に桜通線の車両を見ている限り、
『6000形』全編成の全ての広告が移動されているわけではなく、
どれ位の枚数が残っているかは不明ですが、編成によっては
まだまだこの写真の『痕跡』の場所に広告がある場合も見受けられます。
恐らく、順番に作業をされているのでしょう。

それでは「徳重」延長用に導入した『6050形』はどうなのでしょうか?
こちらは、車両導入の大前提に“可動式ホーム柵”があったためでしょうが、
当初から『全てが見える』広告となっています。

今回、実際の広告位置のバリエーションを写真で紹介しようと
思ったのですが、何せ広告をそのままUPするわけにもいかず、
この『痕跡』の写真を使うことにしました。ご容赦ください。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!