2011年12月01日 18時08分

リニモ車両基地見学会(5)パンタグラフ(?)を発見。

一般の営業運転時に、リニモで一番まじまじと見る事が難しいのは
きっと車両に電気を供給する電車線と車両側での集電装置及び走行台車の部分でしょう。

走行台車はモジュールと呼ぶそうですが、1両あたり5組(左右で1組、
計10台)ついており、それを間近に見ることができました。(上段写真)
また写真では分かりにくいかも知れませんが、コンクリート部分の手前に
碍子の上にある『電車線』(この用語の使い方はリニモの資料によっています。所謂 “架線”にあたります。)が見えます。
そしてモジュールの一番左の部分から下に“足”の様に伸びているのが
集電装置で、それを斜めからUPにしたのが下段写真です。

下段写真では『電車線』が無いので、集電装置の構造がより分かり易いかと
思いますが、“普通”と言うと御幣があるかも知れませんが、
電車のパンタグラフより、どちらかと言えば第三軌条の集電靴
(コレクターシュー)の方がイメージに近そうです。

JR東海の超伝導リニアでは非接触型の集電ですが、同じ磁気浮上式
(浮上の仕組みは異なりますが…)でもこちらは最高時速100キロと
言うことで接触型となっていると思われます。

この「集電装置を確認したかった」というのも私が今回のイベントに
応募した理由(2)となるのですが、やはり普段見られない(見にくい)ものが見られるのは楽しいですね。

※走行台車の詳しい解説は「リニモ」のHPに詳しく出ていますので
そちらをご参照ください。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!