2011年12月05日 18時35分

小樽市『総合』博物館と言っても、その展示は「鉄道」に尽きると言っても
過言ではありません。もともと「小樽交通記念館」として存在したものが
平成19年に今の形となったのは皆さんもご存知の通りですが、
敷地に入るとまず出迎えてくれたのが北海道の鉄道の開通に尽力した
アメリカ人技師の「クロフォード」氏の像です。
「クロフォード」氏については「三笠鉄道記念館」の展示でも
詳しく紹介されていますが、正にここ「手宮」から始まった北海道の鉄道の
歴史はこの方を抜きにして語ることは出来ません。
そして館内に入ってまず目に飛び込んでくるのが『しずか号』です。
明治17年(1884年)製造の古豪で、この7106号機のアメリカンな
スタイルの優美さは何ものにも置き換えがたいものがあると感じるのは
きっと私だけではないはずです。
因みにこの機関車はJR北海道の「鉄道記念物」に指定されており、
なおかつこの場所が『しずかホール』と命名されていることからも
北海道にとって如何に大切な“文化財”であるかが分かります。
またこの場所の“暗さ”は、写真を撮影するには不向きですが、
雰囲気を楽しむには却って心地よさを感じます。
そんな出迎えを受けた「小樽市総合博物館」ですが、今日から
少々お付き合いください。ただ、展示物全般については、先回の
「旧手宮線」も含め、様々な出版物やHP、ブログがありますので
あまり触れません。今回は私が気にいったもの、気になったものを数回、
紹介させて頂きます。
皆さん方が訪問されるための参考にはあまりならないかもしれませんがあらかじめご容赦ください。