2011年12月07日 17時59分

小樽市総合博物館の展示車両たちを見ていて、ここの車両は「幸せだなあ」と
感じたのは、修復作業を定期的に行っていることです。
展示用に車両を持ってきて、それを公開することはそれだけでも
『簡単』とはとても言えず、様々な関係者の尽力が必要です。
でもそれはまず車両保存の第一歩で、実は現役当時の姿を如何に留めるかの
取り組みが本当の“保存”の始まりだと私は思います。
そのための“修復”が定期的に行われているのがここ「小樽市総合博物館」の
車両たちで、その作業の様子が今回の3枚の写真です。
なお、8月に撮影した写真ですので現在は終了しているものと思われます。
(上段写真)ワフ29984(昭和41年製)
(中段写真)オハ36125(昭和25年製)
(下段写真)キシ8034(昭和40年製)
修復は『NPO法人北海道鉄道文化保存会』の方達や、小樽市の実施事業
『鉄道文化遺産の保存推進事業』で行われており、ボランティアも多く
参加されているようですが、何せ展示車両が多いだけになかなか追いついて
いないように見受けられました。ただそれでも地道な積み重ねにより
確実に歩んでいることは実感できます。
私が行った8月24日、キ718、キ752の除雪車両等が修復を
終えたばかりの美しい姿を見せており、是非多くの方に関係者の皆さんの努力の結果を知ってもらいたいと思いました。