2011年12月08日 18時31分

小樽市総合博物館(4)アイアンホース号の雄姿。

上段写真は国の重要文化財の“数々”です。
小樽市のHPを見ますと、これらは「旧手宮鉄道施設」とあり、
まず手前の転車台は大正8年(1919年製)で昭和49年まで現役だったと
あります。
また正面の車庫は『機関車庫3号』と言い、明治18年(1885年)竣工の
現存する我が国最古の機関車庫で、展示の除雪車両を挟んだ左側の建物は、
『機関車庫1号』で明治41年(1908年)竣工です。
これらの機関車庫には蒸気機関車「7150形(大勝号)」、
「キハ03形 」等々も展示されていますので合わせて見学することを
お勧めします。もっとも「キハ03」をしげしげと隅から隅まで見ている人は
間違いなく私の同類の方と思われます。

下段写真は小樽市総合博物館名物、動態保存の「3号」機関車
『アイアンホース号』です。今年度の運行は終えておりますが、
来年の参考になればと書かせて頂きます。

1909年(明治42年)、アメリカのポーター社製の如何にも西部劇で
出てきそうなそのスタイルは、北海道の地に似合っていると言っても
異論は出ないでしょう。
●そう言えば最近、「西部劇」って見ないですね???

恐らく日本で一番年代モノの動態保存機であると思われますが、
100年前にここ北海道の地に降り立ったと時と同様にここ小樽の地で
煙を吐いていることは、『老体に鞭打つ』というより『命ある限り働きたい』と
当のアイアンホース号も思っているのではないでしょうか?

ところで上段写真の転車台&車庫とアイアンホース号の関係についてはおって書きます。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!