2011年12月14日 18時09分

六本木ヒルズから見た東京タワー。

先週の木曜日(12月8日)、私は東京・六本木の六本木ヒルズにいました。
その六本木ヒルズからは、ライトアップされた「東京タワー」(写真の右側)も望め、この写真を撮影した場所は、日没後の写真撮影の定番スポットとなっています。

夜の時間にここに出かけた理由ですが、中京テレビも製作に関わっている映画「ALWAYS三丁目の夕日‘64」の『完成披露試写会』が、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたことによるもので、私もその製作スタッフの末端に名を連ねているというのがことの真相です。

今回で3作目となる「ALWAYS三丁目の夕日」ですが、以前このブログでも、中京テレビの「金曜ロードショー」においてシリーズ一作目が放送される前の平成22年4月5日から、その映画撮影時の裏話をUPしています。その理由はこの映画、『鉄道』(だけではないのですが…)の歴史考証及びその表現は念には念をいれと言うより、実にマニアックな拘りで撮影されていたことによります。

平成17年の第一作では、「都電」や「C62」、「上野駅」の再現が注目され、2作目の「ALWAYS続・三丁目の夕日」では「国鉄151系電車」が話題となり、今回は『‘64』という東海道新幹線開業の年が舞台設定となっているだけあり、当然、開業当時の「東京駅新幹線ホーム」が再現されていると共に、「0系新幹線」がその雄姿を現します。

ところで「ALWAYS」と「RAILWAYS」って何となく語感からして似た空気を感じませんか?
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(私のブログでは昨年の5月19日から紹介)、
「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」(現在公開中)もこの「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズも、その核となっているエグゼクティブ・プロデューサーは同一人物「阿部秀司」さん(「RAILWAYS」では製作総指揮)なのです。

阿部さんは「鉄道」でも特に「模型」派であり、それゆえディテールの拘りが、私のような「乗り鉄」以上にあるのかもしれませんが、やはり映画の舞台の時代を知っている人が多いだけに、その拘りはどれだけあっては足りることはなさそうです。

今作ではもう一つ「キハ58」系も目玉です。
(私はその登場シーンで「オオッ」と思いました)
年明けの1月21日に公開されますので、是非、ご覧下さい。「鉄」的な素晴らしさだけではなく、映画としても『素晴らしい!!!』と私自身、胸を張って皆さんに伝えています。

ところで今回、「東京タワー」の写真を使った理由ですが、「ALWAYS三丁目の夕日」のシンボルはやはり「東京タワー」にあるということによります。
(映画をご覧頂ければ納得していただけると思っています)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!