2011年12月23日 22時10分

いよいよFinalステージです。最終決戦は子供たちの自分の力だけで、
しかもその持てる知識力をフルに発揮して戦う早押しクイズです。
ここまでは“親”の力を借りることが出来た第1ステージ・第3ステージもありましたが、ただ子供が「鉄」でも、親が「鉄」とは限りません。また、親子が力を合わせて挑んだ問題の中には、「鉄」だから答えられるとは限らないのがこの「こども鉄道博士選手権」。
一方で、「鉄」の知識があるがゆえに多くの方が勝ち抜けに失敗する問題もありました。
それでもここにいる3人は、その全てをクリアして回答者席に立ちました。
さて流石にこのFinalステージまで来ると、問題に“ひねり”は入れず直球勝負です。
単刀直入に子供たちの知識を問うことにしました。
ただ、問題なのはどの程度のことを小学生たちが知っているかの尺度というか目安と言うかそれがさっぱり分からなかったことです。
それで役に立ったのが、今年の10月9日に運転された名古屋市交通局鶴舞線の新車『N3000形』の甲種輸送。私は知人からの依頼もあってその列車をJR木曽川駅近くで撮影したのですが、その帰りに『回収電』(という言葉があるそうです)に乗り合わせたのです。
それが何か・・・???
その電車には多くの小学生らしき子供たちも乗っており、彼らの会話を何気なく聞いていたら、これが結構『微に入り細に入り』で、それで「知っている子供は知っている!」ことを前提として、番組スタッフで問題を考えることにしました。
ただ悩ましかったのは出題順です。これは最後の最後で意外と時間と手間がかかりました。
さて早押しクイズはそんな“大人の事情”とは関係なく、子供たちの『力』で進んでいき、そしてそこには思いもかけぬドラマが待っていました。