2012年01月21日 18時41分

御岳登山鉄道(2)。

ケーブルカーのあるここ「御岳山」は、多くのケーブルカーがそうであるように“信仰”(参拝)のための足として出来たものと思われます。
その『武蔵御嶽神社』は、御岳山ケーブルカーの終点「御岳山」駅から30分ほどかかることを現地についてから知り、私は登頂を諦め、この時ばかりはその神社の方に向かって一礼だけし、「御岳山」発12:42の『日出号』(上段写真)の乗客となりました。

滞在時間僅か5分で、如何にも“乗り鉄”的な日になりました。因みにこの2両のケーブルカーは、「御岳登山鉄道」の公式HPで確認したところ、現在では塗り替えられています。筑波山ケーブルカーに続いて時間の経過を感じさせる出来事でした。

また下段写真で確認できるこのケーブルカーの勾配ですが、平均勾配22度26分で“関東一”とのこと。
路線長1107メートルで高低差423.4メートルを稼いでいます。参考までに車体の角度も22度で、平均勾配に沿ったものであることが面白いと思っています。

(余談)
最初にここに行った時、私は「御岳=おんたけ」と読むものと思い込んでいました。
JRの駅で「んっ?みたけ???」と気付きました。『思い込み』もさることながら、自分でもいうのも何ですが“私は流石に名古屋人”だと思います。逆に言えば、関東の人の中には『木曽の御岳山(おんたけさん)』をひょっとして『きその“みたけさん”』と呼んでしまうこともあるのでは・・・、まあそんなことは無いのでしょうが、因みに「Wikipedia」で『御嶽山』を引いたら日本全国に結構な数があるのを知りました。また「おんたけさん」「みたけさん」だけではなく、それ以外の読み方も有るんですね。発見でした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!