2012年01月27日 18時38分

伊豆箱根鉄道・十国鋼索線(1)

「元箱根」を15:15に出たバスは、「十国峠登り口」着15:40。

「伊豆箱根鉄道・十国鋼索線」通称『十国峠ケーブルカー』の麓側の駅「十国峠登り口」は、如何にも大観光地のレストハウスと言える建物の中にありました。
その駅から乗り込んだケーブルカーは、この日は不定期運転中(中段写真)で、つまり天候が悪過ぎて5月の土曜日にも関わらず観光客はまばらで、時刻表にある時間通りでの運転は非効率極まりなく、柔軟な対応をしていました。

車内(下段写真)は、ご覧の通りの空席だらけで、結局私を含め、ほんの数人が乗り込んで15:49頃に出発し、山上側の「十国峠」には15:52頃に到着しました。僅か3分の旅でした。

それにしても多客時に増便というのは、まああるのですが、「不定期運転中」という減便は、後にも先にも私のケーブルカー遍歴のなかでもここだけです。(もっとも乗客にとっての不便はなかったと思っています)
ということで出発まで長い時間を待っていた訳ではなく、バスを降りてケーブルカーの乗り場に行ったら直ぐの出発と言っても良いタイミングで、ただ最初に「不定期運転中」の文字を見た時の私の気持ちは是非お察しいただきたく存じます。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!