2012年01月11日 21時46分

「東京駅」山手線(4番線・5番線)の間のゼロキロポスト。

東京駅で「山手線」の発着する4番線ホームと5番線ホームの間に、如何にもメモリアル的な雰囲気を湛えたゼロキロポストがあります。
写真は5番線から撮影したもので、ゼロキロポストの隣にある勾配標で、東京駅から左方向、有楽町方面に下り勾配となっていることが、先回の勾配標よりも分かりやすいと思います。

本題のゼロキロポストに戻ると「0」の中には「KM」という文字が見え、単なる「0」をモチーフにしただけではないことが見て取れます。

私が所有者であるJR東日本に取材していないので、ここで断定的に書くことは相応しくないのですが、「国鉄100年を記念して設置された」「ブロンズ製」と書かれた記述を各所で見ています。
多分、このゼロキロポストには、設置年月日や設置者の名前が入っているのではないかと思い、それらしいことが書いてありそうなプレート状のモノをつぶさに見たのですが、年月が経ちそれが読めなくなったのか、それともそもそもそうした文字が無かったかすら判別できませんでした。

それはともかく、本当の「ゼロキロポスト」ではなく、“記念碑”的な存在であることだけは間違いなさそうです。

●上段写真の撮影日…平成23年3月10日
●下段写真の撮影日…平成22年10月12日

2012年01月10日 21時39分

「東京駅」京浜東北線(3番線)のゼロキロポスト。

「東京駅」で、京浜東北線が発着する3番線の片隅に何とも地味なゼロキロポストがあります。この「東京駅」シリーズ4回目にしてやっと“らしい”ゼロキロポストの登場ですが、それにしてもお隣の勾配標の汚れ具合も含め、とても大「東京駅」にあるものとは思えないといったら失礼でしょうが、一方で、これが“本物”の『年輪』を感じさせているとも言えます。

ところでこのゼロキロポストは何線のモノでしょう?
「京浜東北線」の電車しか発着しないので地味な感じですが、明らかに『東北本線』の下り列車が発車していく3番線ですので、日本の大動脈『東北本線』のゼロキロポストで間違いない!と私は信じています…。(JR東日本に確認すれば直ぐに分かりますが…)

東京駅を出発する列車は全て『下り』で、東京駅に到着する列車が全て『上り』であることは、良く知られていますが、そのおかげでゼロキロポストの宝庫となっています。
つまり東京駅を起点とする線の数だけゼロキロポストがあるはずですが、1時間程度ではとても回りきれないのでは…。全部の『ゼロキロポスト制覇』を目指す方は時間に余裕を持ってお出掛けください。

一方、『灯台もと暗し』ではないですが、私は名古屋駅のゼロキロポストについてはまだ調べていません。
いつかその内に…。

2012年01月09日 18時53分

「東京駅」中央本線(1番線)のゼロキロポスト。

東京駅にあるゼロキロポストを、今日から1番線から順に書いていきます。

まずは昨年の3月10日に撮影した中央線1番ホームにあるゼロキロポストです。4号車付近にそれはあり、東京駅の『赤レンガ』駅舎のイメージに合わせられていてお洒落です。

ただこのゼロキロポストは存在すれど・・・といったところで、中央本線(JR東日本では「中央線」と表記)の起点が神田駅であることは周知のことでしょう。
とは言うものの、中央本線のゼロキロポストが似合うのは、神田駅に始終着の列車が無いこともあり…、ということではなくやはりここ「東京駅」でしょう。
それ以上に「東京駅」が『日本』の“中央駅”であることに異論を挟む方はいらっしゃらないと思いますが、その“中央駅”の『1番線』に「ゼロキロポスト」がもしも無かったら・・・、と考えてしまうと、やはりここにゼロキロポストが『君臨』していて良かったなどと思ってしまう自分がいました。

とはいうもののこの中央本線の東京駅を利用している方が、このゼロキロポストに目を向けるところを一度も見たことが無く、まあそれは「鉄」の方でこの1番線を毎日利用されていたとしても同じでしょう。

2012年01月08日 21時07分

東京駅「東海道新幹線」のゼロキロポスト。

東海道新幹線「東京駅」の17番線と18番線の間に“東海道新幹線”のゼロキロポストがあります。
撮影したのは1昨年(平成22年10月12日)で、上段写真の700系の先頭車の『鼻』の直ぐ下(赤い矢印の先)にあるのが分かってもらえますでしょうか?

ブロンズ(砲金)製のような気もしていますが、残念ながら私には確信がありません。

「新幹線起点」同様、『見るぞ!』と思っていないと足を運ぶことはありません。また下段写真は17番線から撮影しているのですが、その写真でお察し頂けそうですが、18番線からでは、ケーブルの陰に隠れてしまい、ちゃんと確認することは難しいと思っています。

「0」と「KM」の位置関係が何故にホームから見て文字が読み易い方向で無いかについて、私はその答えを持っていませんが、多分そんなことを考える人はそんなにはいないでしょう・・・。

ところでこうした「ゼロキロポスト」の写真にはある秘密が…。
と言うほどの事はないのですが、前にも書いた気がしていますが、私はこのブログを始めてから通勤の時もどこに出掛ける時もカメラを持ち歩くようになりました。

私はもう何年も前から、通勤の時も1泊程度の出張の時も、同じリュックを背負っています。でもこのブログを始めるまで、そのリュックの中にカメラは入っていませんでした。
勿論、「鉄道」の目的で出掛けるときはカメラを持っていたのですが、日常的にカメラを持ち歩くことはありませんでした。
ブログきっかけでカメラを持ち歩き始め、今では目につくものは取りあえず撮影しています。もっともそれはフイルムカメラ時代では考えられず、やはりデジカメ時代だからとも言えます。

“ついで”というか“思いつき”でパパっと撮る写真が、最近は随分増えています。

2012年01月07日 22時55分

東京駅「新幹線起点」。

「東京」に出かけると言えば大半は出張で、プライベートで行くことは1年に1回あるかないかです。

その出張の足は当然の事ながら「東海道新幹線」です。
が、この写真のような東京駅にある「新幹線起点」の場所にわざわざ足を運ぶことは通常であれば…、ありません。
いつもなら携帯電話から「エクスプレス予約」で私の東京駅到着想定時間の直近発車の新幹線の座席を押さえ、東京駅に到着すると予約した号車にまっしぐらです。
また「品川」駅が開業してからは、東京出張で「東京」駅を利用する機会がめっきり減り、この写真も昨年の3月上旬に撮影したものです。

とりとめもない話しで恐縮ですが、それでも「新幹線起点」に「足を運んだ」ことがありますという“証拠”が今回の写真です。
※8号車付近にあるため、東海道新幹線「東京駅」で私にもっとも縁が無い場所です。

ところで1月21日から映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」が公開されます。その中に開業直後の東海道新幹線が登場することもあり、そう言えば「新幹線起点」や東京駅の全てではありませんがゼロキロポストの写真があるのを思い出し、今回UPすることにしました。

いつ頃この「新幹線起点」が設置されてかについて調べ尽くしていないのでここで書けないことをお許しいただきたいのですが、新幹線で行くかどうかは別にして東京駅に行く機会があれば一度は見ておきたいですね。
一見の価値はありそうです。

最後に、個人的には「東海道新幹線起点」ではなく「新幹線起点」という潔い表現であったり、「16・17番線ホーム」と「18・19番線ホーム」の2箇所にあるのが面白いと思うのは私だけでしょうか?

2012年01月06日 21時27分

まるごとミュースカイ「たい・けん・がく!」(12)太田川駅通過。

ところで「豊明」から「金山」までの間の車内では、『ミュースカイクイズ~君は何問答えることができるか?』が行われ、子供たちは全10問のペーパーテストにチャレンジしました。

この写真はその中の、私が不正解だった問題に関するもので、「中部国際空港」発13:07のミュースカイが高架化なった「太田川駅」通過中に撮影した『前方パノラマビュー』です。

この時モニターが『前方パノラマビュー』になっているかどうかは結構賭けだったのですが、私の気持ちが通じたのかこの写真を撮影でき、そして左下に105キロの数字が出ていることから、太田川駅をフルスピードに近い速度で通過することを知りました。

(問題)
3.ミュースカイの太田川駅の上り(名古屋方面行き)通過速度は何キロでしょうか?
①90km/h
②115km/h
③120km/h

(答え)
②115km/h 12/17のダイヤ改正で90キロから変更
(下りは120キロ)

因みに私は「90キロ」と答えてノックアウトされました。
ということで帰りのミュースカイでそれが本当かどうかを確かめた訳ですが、100キロを超えたスピードでの通過はやはり驚きでした。(私だけ???)

全てのクイズをここで紹介できなくて申し訳ありませんが、子供たち(+保護者)の最高得点は9点でした。(私の得点は非公開です・・・)

(トリビア的な問題をもう一つ紹介します)
9.ミュースカイの荷物棚の飾り灯は中部国際空港駅到着時には何色に点灯しますか?
①白色
②青色
③赤色
答えは予測がつくと思うのですが、こうして問題に出されてみて『なるほど』でした。是非「ミュースカイ」に乗車してお確かめ下さい。

最後に。
今回の「たい・けん・がく」には多くの名鉄の方たちが関わっています。参加するには1日乗車券が必要なので、有料イベントの一種と言えばその通りなのでしょうが、私が想像していたより担当の方たちの「鉄道」への愛情を深く感じるものでした。
多分、参加されたご家族連れの方たちも満足されていたことと推察しています。
非日常的な体験ができる楽しさも盛りだくさんであり、これからも子供向けイベントとして継続開催されていくことを願っています。

2012年01月05日 18時06分

まるごとミュースカイ「たい・けん・がく!」(11)ローレル賞受賞車。

ミュースカイ「2000系」は平成17年(2005年)の中部国際空港
(セントレア)開業に合わせてデビューし、その年のグッドデザイン賞を受賞するとともに翌平成18年(2006年)のローレル賞を受賞しました。

下段写真はその受賞記念のエンブレム(プレート)で、前にも書きましたが、受賞した系列の車両に乗ることは有っても「受賞のエンブレム」に出会えることは滅多にありません。

でこの写真を撮影していてふと疑問が???
この車両番号は「2005」。つまり第5編成で初番編成ではありません。
何となく「ローレル賞」だけではなく「ブルーリボン賞」も「第一編成」にそのエンブレムが付いているものと思い込んでいましたが、どうやらそうでも無いようです。
ミュースカイ=中部国際空港開港=2005年=20005号(反対エンドは2105号)という語呂合わせならぬ年度合わせではないかと思ったのですが如何でしょうか?
このエンブレムが何組もあるとは思えないというか、普通は1組だと思うので・・・。

そういえば上段写真のように「中部国際空港」駅で、ミュースカイをホームドア無しで見ることも滅多にない出来事でした。
ここでは今回のイベント参加者ではないと思われる方も、流石にこの3番線ホームで見受けました。

2012年01月04日 9時04分

まるごとミュースカイ「たい・けん・がく!」(10)ミュースカイが・・・。

「堀田」や「神宮前」の定番“撮り鉄”スポットで、何人かの方を見かけましたが、この本線上を行く「ミュースカイ」狙いの人は結構いたのではないかと思っています。

一方、常滑線ではいつもの「ミュースカイ」なので珍しくはないのですが、この「ミュースカイ」が「ミュースカイ」を追い抜く写真は相当に珍しいのではないでしょうか?
名古屋鉄道のこのイベントの担当者から「常滑駅」で「ミュースカイ」に抜かれるというアナウンスが有った時は、参加者から「オーっ」という声が出たほどです。

この団体列車の常滑出発は12:46。
その発車の直前、12:45頃にこの写真の様にミュースカイが通過していったのですが、何せ団体列車の乗降扉が開くことはなく、私達はただ席について、この光景を粛々と眺めるだけでした。
というか、この写真でいえば私が乗っている車両がミュースカイかどうかは判別できません。私の工夫が足りなかっただけですが・・・。

もっとも乗降扉が開けて、ホーム上でこの光景の撮影OKをしようものなら“大混乱”となったことは間違いないでしょうからしょうがないと言えばしょうがないですね。

でもこの「ミュースカイ」による「ミュースカイ」の追い抜きは撮影しようと思ったら常滑駅ホームで撮影できたかも・・・。

実は、この12月24日の午後、私は所用があり、中部国際空港に12:51に到着後、13:07同駅発のミュースカイで直ぐに折り返しました。
と、そのミュースカイの常滑駅通過で「オヤッ?」。
我々が乗車してきた「団体列車」~「回送列車」のミュースカイを追い抜いたのです。
でも・・・、それを撮影しようと思ったら中部国際空港12:52の準急に乗らなければならない訳で、例え事前にダイヤを知っていたとしてもやっぱり撮影は“無理”でした。失礼!

2012年01月03日 9時00分

まるごとミュースカイ「たい・けん・がく!」(9)前方パノラマビュー。

ミュースカイ各車両の客室仕切りドア(という言い方で良かったっけ?)の上部というか妻面上部に、『各種案内』を主として表示する『22インチLCD』モニターがあります。

このモニターには皆さんもご存知の通り、運転台に装備したカメラによる走行中の前方映像も時折、映し出されます。この前方映像は、名古屋鉄道「ミュースカイ」のパンフレットによれば『前方パノラマビュー』というのだそうで、名鉄だけあり『パノラマ』をちゃんと使っている辺りが流石です。

ただこの前方パノラマビュー、定期列車では「ズーっ」と楽しめる訳ではありません。と言うことで、今回は“ファンサービス”として、それこそ「ズーっ」と楽しませてくれました。

まず名古屋本線の「金山」以東を走るミュースカイの定期列車はないので、外の風景は窓からも見ていましたが、一方で、結構このモニターからも見ていました。

上段写真は、私が時折乗降している「桜」駅を29キロで通過中となるのですが、通過列車に乗ったことはこれまであるのでそれ自体は珍しくはないのですが、やはりモニター越しの映像は思わず『かぶりつき』でした。

また中段・下段の写真もそうそう見られる映像ではないというか、そもそも中部国際空港に折り返して向かうため、電車に乗ったまま金山駅を通過し、引き上げ線に直行するなどあり得ないことです。

私にとっての「たい・けん・がく!」のクライマックスがここにあったと言っても過言ではありません。
何せ、てっきり金山駅の3番線で折り返すと思いこんでいたものですから…。

2012年01月02日 10時07分

まるごとミュースカイ「たい・けん・がく!」(8)2000系の運転台。

今回、ミュースカイ「2000系」の運転室に入り、運転台周りが意外とコンパクトなことに気付きました。写真の前面窓の速度計等の直ぐ右側までスイッチ類が迫っていたりで、他形式に比べ、やや狭い印象を受けました。(運転席周りのスペースが狭いということではないので、表現が難しい・・・)

また最近の車両は液晶モニターで車両の様々な管理がされていますが、ミュースカイも同様でした。
下のモニターは写真画面が小さいので少々見づらくて恐縮ですが、目を引いたのは、例えば最上段の列にある赤字に白文字の「μ」であったり、その下の車両番号の「1」「2」「3」「4」の「3」と「4」にちゃんと方向もあっているパンタグラフが可愛らしく付いているところです。
車両管理の観点からすればパンタグラフがあっても当たり前なのですが、私には妙に気になりました。

また、この時間「扉の開閉体験」をしていたからでしょうが、1号車・2号車の扉は『締切』であり、3号車・4号車の“海側”の扉が「開」で、“山側”の扉が「閉」であることもこのモニターで確認できます。

名鉄に“海側”“山側”という言葉があるのは、以前『名鉄“通”』の方から聞いていたのですが、このモニターにその表示があるのを見て、「俗に」使う呼び名ではなく、会社として『通用』する正式な呼び方であることを確認できたのは、大袈裟かも知れませんが収穫でした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!