2012年02月05日 18時56分

近鉄・生駒鋼索線(1)鳥居前駅。

平成15年12月4日、生駒線「信貴山下」発11:53に乗り、「生駒」着12:17。昼食を駅前のどこかのお店で摂り(何を食べたのかを覚えていません)生駒駅の目の前というか真横にあるといっても良い生駒鋼索線「鳥居前」駅(上段写真がその外観)の構内に入りました。

生駒鋼索線(生駒ケーブル)は、皆さんもご存知のように「鳥居前」~「宝山寺」間(0.9キロ)と、「宝山寺」~「生駒山上」間(1.1キロ)の2つのケーブルカーが1つの線名となっています。今回は、「鳥居前」~「宝山寺」を『宝山寺線』、「宝山寺」~「生駒山上」間を『山上線』として話しを進めます。なおこの線名は近鉄のHPでもそう使われています。

下段写真はそのホームですが、噂には聞いていましたが、1面2線の幅広のホームは存在感抜群で、こう言っては何ですが、ちょっとした“ターミナル”の雰囲気さえあります。停車中の左側のケーブルカーは『宝山寺1号線』のコ11型11号車「ブル」で、右側に停車中のケーブルカーは『宝山寺2号線』のコ3型4号車「ゆめいこま」です。

ひょっとして知らない方は少ないとは思うものの、少し解説するとここ「生駒ケーブル・宝山寺線」は、1号線と2号線の2つのケーブルカーが並走する形態となっており、その線路を見ればまるで“複線”で、上りと下りのケーブルが行き違い場所は、“複々線”となっています。
と言っても普段から1号線と2号線の両方が動くことは無いようで、初詣等の繁忙期のみ2号線も動くようで、この日も私は左側の「ぶる」に乗車しました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!