2012年02月20日 20時27分

この写真は、元名古屋市電1400形、豊橋鉄道では3100形となった内の1両、3102号です。
上段写真は赤岩口車庫の片隅で休む平成24年2月11日の姿です。今は検査切れのため本線を走ることはありません。残念ながら…。
下段写真は今から2年前、平成22年の8月22日に撮影した豊橋鉄道での“現役時代”の写真です。この日、先に書いたとおり「運転体験」に参加しており、その“お迎え”電車がこの3102号でした。
1400形が豊橋鉄道に移籍されたのは名古屋市電の全廃に先立つ昭和46年ですが、1400形自体は昭和49年の全廃まで名古屋の街を走っており、私にとって正に“足”だった電車です。まさか下段写真を撮影し、そして乗り込んだその時が、私と1400形との現役最後の出会いになっていたとは、今でも信じがたい現実です。とても残念な気分ですが、ただ“現役”時代が長く続くとも思ってはいませんでしたが・・・。
ところで3102号の方向幕は「団体」で、今回の“お迎え”電車801号の方向幕は「貸切」でした。この違いはどこにあるのでしょう?
本来「団体」と「貸切」では、考え方が異なり、「団体」では1車両の“貸切”にはならないはずですので、801号の「貸切」が・・・、等と考えるのは無粋ですね。
単にそれぞれの電車に用意されている方向幕の都合なのか、それとも豊橋鉄道さんの粋な計らいであったかは謎ですが、私としては今回の写真を見て単純に面白いと思った次第です。