2012年03月07日 19時00分

お弁当の蓋を開けると、何と蓋の内側に色々な記載がありました。右上には「弁当紹介」があり、『この記念弁当は、300系「のぞみ」が全盛期であった当時、車内販売で最も人気のあった幕の内弁当のメニューをベースに、当時の味を再現しました。』(全文転載)とあり、その下に“お品書き”(内容)が書いてあったのですが、この写真では、それは確認できません。
なぜならその位置には、先に紹介した「300系引退記念カード」の裏面(“300系”の諸元表)が見た目では逆さまに顔を出しているからです。
まあ、“お品書き”に書かれた品々は写真で見ていただいた通りですので、ここでの転載は控えますが、目を引くのはやはり左側に大きなスペースをとって書かれている文章です。
このブロックは『パーサーから300系「のぞみ」へのメッセージ』と題され、「1992年3月14日、早朝6時、東京駅14番線・・・のぞみ301号・・・全車指定席・・・」と、当時が懐かしく思い出される正に“パーサー”さんからのメッセージが綴られており、最後に「そよさら300系、そして、ありがとう300系」の言葉で終わっていました。
※1992年=平成4年です。
私は弁当に手をつける前に、思わずこの全文を読んでしまい、そして「おかず」に目をやり、『300系』と焼き印の付けられた玉子焼きに妙に哀愁を感じてしまいました。
そんな感情を自らぶち壊して皆様には申し訳ないのですが、多分どころか間違いなく20年前にこの弁当を食べているとは思うものの、その再現の程度が私には見当がつきませんでした。無念の一言です。
あっ、お弁当の1100円は私にとっては味も含めて価値ありでした。参考までに。