2012年03月18日 18時48分

名阪ノンストップ特急へのレクイエム(5)。

今回、乗車した時に、ここだけは目に焼き付けておこうと思ったのが「津駅」の通過です。
もう余程の事がないと体験できないことでしょう。
もっともこうして写真に撮ってみれば、実際のところ通過なのか停車なのかは判別できないわけで、後から考えれば…、いやっ、考えなくても分かるのですが、やはり『動画』で撮影し、それをこのブログ用に静止画にすべきでした。
などとこれは「反省」ではなく「後悔」の巻でした。
◆私の個人的な用語解説。
*「反省」…次に生かせる。
*「後悔」…次に生かせない。
皆さんにとってはどうでも良いことでした。反省!

戯言(たわごと)なのか戯言(ざれごと)かよくわからないことはさておき、「津」駅を10:43の定時に無事通過。
時刻表に書かれていない「津」駅の通過時間が何故わかるかという点については、「鉄」じゃない方のために少々解説すると、1本1本の列車ごとの時刻表を運転士さんは運転台に置いており、そこには停車する駅だけではなく、途中の通過駅の“通過時間”も書かれています。この21000系の場合、運転席がマルっと見える構造のため、“携行時刻表”も良く見えており「津」駅の通過が定時かどうかも私たちにわかります。参考までに“携行時刻表”はこの写真でも左下にチラッと見えています。前面窓のセンターピラーの下端の白い縦長のモノです。
で、「津」駅通過の所定時刻を正確に記すと『10時43分30秒』で、カメラの撮影時間との誤差は2秒でした。私のカメラの時計は、多数の写真を撮影すると分かっている日は、朝、電波時計を利用して手動で修正しています。カメラの時計の誤差は、あっても1~2秒のはずで、それを加味すると、神業とも思える定時運転であることが分かりますが、これが「日本の鉄道」たる所なのでしょう。こんな当たり前のことを改めて知った瞬間でした。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!