2012年04月05日 18時13分

北海道「りくべつ」からの便り。

北海道の「りくべつ」ってどこよ?それは北海道足寄郡陸別町です。
というより旧JR北海道地北線、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の「陸別」駅が“あった”町と言った方が通りが良いでしょう。
で、封書の差出人は陸別町商工会。そうっ!届いたのは1通の封書で、タイトルのような“便り”といったロマン漂うものではありません。「便り」としたのはちょっとした“想いありげ”な雰囲気を作ってみたかったからで、まあ許容範囲ということで…。

その商工会が運営しているのが、旧「陸別」駅構内の線路を使った『ふるさと銀河線りくべつ鉄道』運転体験です。(注:構内を利用して運営しているのは運転体験だけではありません。)
このブログでは昨年(2011年)8月10日から私の「運転体験」をUPしており、今回の写真は、その時、7月11日に撮影したものです。

それで今回の封書の内容ですが、「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」が何と!!!「陸別駅構内」を飛び出し今年から『構外』でも運転体験できるという“お知らせ”で、その距離は驚きの『1.6キロ』。もちろん片道です。それを2往復運転することが出来ます。
文書内に「国内初の最大延長路線」とありましたが確かにその通りでしょう。運転区間は駅の直ぐ北見寄りにある『金澤踏切』(上段写真では車両の右奥。下段写真のフェンスの場所)から北見方面に向かった『松浦踏切』間です。

つまり、写真では『開かずの扉』としか見えなかったフェンスが開かれ、そこに「運転体験」の気動車が走るのです。もっとも列車そのものは、これまでもイベントで乗客を乗せてその区間を走ったことはあります。

ただ運転するには2つのハードルがあります。一つはこれまでにここの運転体験で「Lコース」に参加したことがある人。それと1回の料金が3万円であることです。
私は1つ目のハードルはクリアしていますが、もう一つは北海道の陸別町という場所を含め、相当に高いハードルです。
でもハードルの高さはさておき、他の運転体験と異なり、駅構内や車庫を飛び出し、“大自然”の中の“線路”を運転できることはこれから相当な話題になることでしょう。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!