2012年04月14日 19時29分

阪堺電車の真実(16)。

今回は「住吉」の「信号扱所」でコントロールしている『天王寺駅前』側の分岐器の話しです。

上段写真が、『天王寺駅前』から『浜寺駅前』と『住吉公園』へと別れて行く方向で、下段写真がその逆に合流する方向です。見た限りですが、別れて行く分岐器には転轍機(てんてつき)があり、合流する方向は電車の重量で押し出して行くタイプで、電車が通過するたびに繋がる方向が変わっていました。このタイプの転轍機(と言って良いかどうかはともかく…)はどういう名称なのでしょう?
電気式でもなく、スプリング式でもなく、まして手動でも無い訳で…。何れにしろ複線が合流する路面電車では良く見かけるタイプです

ところでこの写真を撮影する寸前まで分岐器を整備している方の姿を見かけました。本当はその様子も撮影しているのですが、あまりに真剣(当然と言えば当然ですが…)に作業されており、私は声掛けも出来ず、そのままブログにUPすることも憚られ、結局、今回のシリーズで使うことを止めました。まあ、たまにはそんなこともあります。気紛れな私です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!