2012年04月17日 19時38分

阪堺電車の古豪「161形」や、「住吉鳥居前」から乗車した「351形」には写真の様な標語(?)が掲げられていました。
「顔なじみ 今日も乗ってる 阪堺電車」
「笑顔 ふれあい チンチン電車」
決して大袈裟ではなく、独立採算の企業としては『存亡の危機』が続く阪堺電車ですが、こうしたどこか“ほっこり”する言葉に心和むものを感じたりするのですが、それが却って阪堺電車の置かれた状況をより強く感じる証左であったりもするのです。
また、今回のシリーズの6回目で阪堺電車は1乗車『200円』と書きましたが、もともとの2区間運賃は290円であり、堺市が支援しているからこそ『200円』の均一運賃となっているのです。これによりどれ位輸送人員増に繋がっているかは私の手元に資料がなく、軽々に発言することはできませんが、この写真の標語は、見る限り結構前からある雰囲気です。
ただ言葉は「切実」であり「切なくなる」響きがありました。