2012年04月18日 19時50分

阪堺電車の真実(20)。

上段写真は昭和54年10月15日の上町線「天王寺駅前」駅で、下段写真は平成24年2月22日の「天王寺駅前」駅です。

道路中央の狭い安全地帯にかろうじて屋根がある風景は全く変わっていません。
昭和時代に停車中の電車は前に止まっているのが205形の「230号」で、後ろに止まっているのは…、写真ではナンバーまでは確認できず形式の特定は出来ていません。同形式っぽいとも思うし、161形とも思えるし…。

また平成のこの日だけかどうかは分かりかねますが、2両が停車できる“ホーム”は、「住吉公園」側の1両しか止められないようになっていました。その結果、「162号」が停車している位置は写真の通りです。それにしても“ホーム”は前にも書いたとおり、あまりにも狭く、電車到着時には下車側だけではなく、乗車側の待っている乗客の列もなかなかのものです。

話しは変わりますが、時代の変遷ということでは、カラー写真のプリントの劣化は覆い隠せません。今回UPしている昭和の写真はモノクロ写真より始末が悪い感じです。ネガがあればもう少しましだったのかも知れませんが、例えネガが見つかったとしても、これよりクリアである保証はありません。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!