2012年04月19日 19時51分

阪堺電車の真実(21)。

「天王寺駅前」は大きく変わりつつあります。
近鉄の「阿部野橋ターミナルビル」の工事が真っ盛りで、完成すれば日本一の高さのビルになるそうですが、その影響で、「天王寺駅前」駅から道路には直接出られず、相当な大周りを強いられました。もっとも他の交通機関に乗り換えの方や近隣のビルに向かう方にはあまり影響はなさそうですが・・・。

で、この写真を撮影したのは「天王寺駅前」の目の前にある『あべのキューズモール』というショッピングモールの『イトーヨーカドー』のあるフロアーのテラス部分です。
ここから見える風景ですが、写真の「住吉公園」側ではなく、「天王寺駅前」側を見れば日々変わりつつあるというのは言い過ぎですが、それでも街の景観を大きく変える近鉄の建設中のビルが目に入ります。なお、魚眼レンズでもなければ阪堺電車とそのビルの全容を1枚で写し込むのは困難と思われます。

それにしても上段写真でさえ「162号」がまるで保存車両の記念運転に見える(あくまでも私の感想です)のですが、この界隈の整備が終わった後も161形は走り続けるのでしょうか?趣味的な観点はさておき、近鉄のビルが完成後、行き交う人が増えそうな天王寺界隈における公共交通機関の一つとしての役割が増える事を期待したいものです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!