2012年04月25日 19時27分

地下鉄桜通線の壁画(3)名古屋(続編)

桜通線「名古屋駅」の壁画は一つではありません。

その場所は上段写真の丁度真ん中奥で、桜通線の改札を出て11番出口と12番出口を結ぶ中地下一階コンコースです。

*タイトル…「春のめざめ SPRING IMPULSE」
*作家…エカチェリーナ・ゲツォワ(ブルガリア)
*スポンサー…東京海上火災保険(株)
*完成年…平成元年
*大きさ…高さ2m30cm、長さ…12m

壁画の説明板によればこの作品は45枚のガラスレリーフでできていると書かれており、私は思わず本当に45枚あるかどうかを数えてしまいました。

中に蛍光灯が仕込まれているので、この作品の周りだけがまるで浮き上がっているような異空間に見え、殺風景な通路が何か別世界の印象を与えているようですが、何せ場所が場所だけあって私自身、これまで殆ど印象に残っていないというのが本音です。

また連載3回目で言うのはいささかという気分はありますが、名古屋市交通局公式HPの地下鉄駅構内図にはこの名古屋駅だけではなく、『壁画』の存在する全ての“駅”構内図にその場所の案内はありません。さらに言えば、そもそも公式HP内に、『壁画』についての記述を私は発見できませんでした。
折角、身近にこんな素敵な芸術があるのに勿体ないと言わざるを得ません。更に更にここでもう一度敢えて「あまりにも勿体ない!」と強調しておきます。

ところで、東山線の名古屋駅側にもとっておきの壁画があります。が、何せ終日人通りの多い場所ですので、まだちゃんと撮影できていません。また別の機会に…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!