2012年05月01日 19時40分

地下鉄桜通線の壁画(6)丸の内Ⅱ。

名古屋市営地下鉄「丸の内」駅の改札外で『桜通線』と『鶴舞線』を結ぶ連絡通路は、間違いなく通ったことがあるはずなのですが、上段写真の様に「天井が低い!」ことを発見しました。
ましてその低くなった場所の両サイドに壁画があることは意識した事がありませんでした。

*タイトル…「玄耀〈はるかなるものへ〉」
*作家…デザイン:三塩英春
    製作:日本碍子、シントクナショップ
*寄贈…日本碍子(株)、松下電工(株)
*完成年…平成元年
*大きさ…高さ2m35cm、長さ…12m

なお、上段写真の右側の壁面には「松下電工」の名前があり、左側の壁面に「日本碍子」の名前が嵌め込まれており、そこから察することが出来るのは、2面ある壁画のそれぞれをそれぞれの会社がスポンサーとして作ったのではないかということです。ただそうとも言い切れないと思うのは、『共同出資』『共同製作』も考えられるからです。もっともこの2つの壁画が一対で一つの作品であろうことは私の見当違いではないはずです。

さて、先回の「美術の著作物等の利用」ですが、まず絶対条件は、その全容(上段写真のような)を必ず見せる事です。それがあって初めて下段写真の様な私の気になった(心惹かれた)部分の使用が可能となります。

返して言えば、下段写真のような「作品の一部」を集め、それでも『何枚かをひっくるめれば全容が分かる』であろうとしてUPすることは不可だと考えます。くどいようですが、まずは1枚の写真の中に作品全体が写っていることがマストです。
著作権豆知識でした。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2012年5月
« 4月   6月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!