2012年05月03日 21時19分

岐阜県高山市一之宮町に『国指定天然記念物』の一本桜「臥龍桜」があります。臥龍とは龍が横たわっているという意味でしょうが、枝振りは正にその通りのイメージですね。ただ樹齢1100年の老木だけあり、枝の支え無しには姿は保てないようです。(この桜の説明は「飛騨一之宮観光協会」のHP等を参考にしています)
この写真を撮影したのは昨日(5月2日)の10時32分頃で、文字通りの『満開!!』。今年も見事に咲き誇っています。桜の花は本当に『日本の春』を感じさせてくれます。ただゴールデンウィークの最後の日まで、私たちがこの美しさに魅了されることができるかどうかは、ギリギリ大丈夫ではないかと期待しつつ、少なくとも散りゆく花は楽しめるのではと思っています。
ところでこの「臥龍桜」は下段写真でホームが写っていることでも分かっていただけると思いますが、何と高山本線「飛騨一ノ宮」駅から“天然記念物”を愛でる(めでる)ことが出来るのです。しかもこの2枚の写真は、「猪谷」発「美濃太田」行きの普通列車の車内から撮影したもので、列車から降りてはいません。「鉄ちゃん」の間でも知る人ぞ知る存在なのか、誰でも知っている存在なのかはともかく、実際に満開の「臥龍桜」をご覧になった「鉄」の方はそれほど多くは無いのでは?
※下段写真には花がいっぱい写っており、どれが「臥龍桜」かと言うと、ホームに咲いている花の左奥にあります。上段写真と枝振りで確認してください。
なお、特急の車内からでは「あっ」と言う間過ぎて、その存在を確認することすら困難という表現もあながち大袈裟ではないと個人的には思っています。
今日から暫く「桜通線の壁画」の話しをお休みし、高山本線ローカル列車の旅を綴ります。