2012年05月06日 19時51分

高山本線ローカル列車の旅(3)。

笹津駅を出るとトンネルが登場します。
『平野から何の前触れもなく“突入”』というのが富山側から乗車した場合の私の印象です。

それにしても『キハ120-318』(「318」という番号にはあまり意味はありませんが…)の運転士席の横は、ご覧の写真でもご納得いただけると思いますが、まるでパノラマ展望室のようです。もっとも運転士さんの仕事に差し支えるような行動は出来ませんので、『極めて遠慮がち』に、私は私なりに気を使っての撮影ではあります。まあっ、アクティブに行動するような年齢ではないこともありますが…。

さてトンネルを抜けて更に「楡原」駅に向かう線路を、『キハ120-318』は思いの他、軽快に走っていきます。
農村風景がまだ続いているのですが、やはり平野のそれではなく、山里の雰囲気が漂い始めています。

(一言)
今日でゴールデンウィークも終わりです。
皆様の期間中の「鉄」活動は如何でしたでしょうか?私の知人は、家族との時間の過ごし方に相当に配慮したというか苦労し、それでも時間を作り、充実したひと時を送っていたようです。
一方、私はこの高山本線の旅だけではなく、地下鉄桜通線の全駅下車を4日(金)に達成しました。たった1路線ではありますが、何とか『「全駅下車」の第一歩を踏み出した』というのは言い過ぎで、「全駅下車」は単に『時間』とその『使い方の工夫』だけでは到底出来ないことを、当たり前すぎてここに書くのも恥ずかしくなるほど思い知らされました。それに比べれば『全線完乗』は、その一里塚程度の気楽な楽しみであると感じた次第で、まあ「全駅下車」の世界の(気が遠くなるような)凄さを知ったのがこのゴールデンウィークの最大の成果かも知れません。(結構、本音です)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!