2012年05月18日 19時24分

高山本線ローカル列車の旅(14)。

「特急」が本当に『特急』だったころ、「高山」~「美濃太田」間の停車駅は「下呂」だけでした。

その下呂駅に到着する直前、飛騨川と言うか、現在の下呂市、旧の益田郡(ましたぐん)界隈では益田川(ましたがわ)と呼ばれている川の鉄橋を渡ります。高山から乗車した場合、この下呂温泉街を望む橋を渡ると「下呂に到着だあーっ」といつも思っていました。

橋を渡ると直ぐに下呂駅到着で、丁度私の座っていた席の目の前に「天下の三名泉 下呂温泉 下呂駅温泉塔」が見えました。

この1714Cは、下呂駅到着時は6分遅れの11:31着だったのですが、そもそも停車時間は16分あり、出発までに10分あることから、車内の方がこぞって温泉の感触を確かめに行くかと思いきや、私を含めほんの数人が楽しんだだけで、折角の温泉をもう少し多くの方に感じてほしいと思いました。

何せ、特急では停車時間が短すぎ、「見る」ことしか出来ませんが、それゆえ普通列車だから可能となる旅を堪能して欲しいと願うのは無理なことなのでしょうか?いささか残念でした。

(追伸)
下呂温泉は私自身、泊まったことがあるのは仕事が1回とプライベートが1回の計2回で、名古屋から近すぎて(?)なかなか行けない場所です。ということはありますがここの温泉は私のお勧めの一つです



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!