2012年05月24日 19時26分

高山本線ローカル列車の旅、富山への道。

さて最後に「名古屋」~「富山」間の足の話しです。
帰路は高山本線に乗車したのですが、往路は高速バスを利用しました。

写真は、東海北陸自動車道「ひるがの高原サービスエリア」での休憩時に撮影した「名鉄バスセンター」発「富山駅前」行きです。

「名古屋」~「富山」間の片道運賃は4500円で、私の乗車した8:40発のバスの所要時間は3時間43分で12:23に富山駅前に到着しました。(定時)

一方、JRの場合、「名古屋」~「富山」間の運賃は高山本線経由で4620円。これが北陸本線経由となれば5250円となります。(特急料金は入れていません)
また所要時間は、私がバスに乗車した時間に近い列車では、「ひだ3号」が「名古屋」発8:43で「富山」着12:26の3時間43分。奇しくもバスと同じです。
「しらさぎ3号」では「名古屋」発8:57の「富山」着12:29で3時間32分。
ということで、今回比較している3つとも似たり寄ったりであることが分かります。

しかし特急料金の差は大きく、鉄道に実質上、競争力が無いと言いたくなる状況で、既に皆さんもよくご存知の通りの厳しい現実です。

ここでこれ以上の解説を行う力量を私は持ち合わせていませんので、これ位にしておきますが、一つだけ。
私がプライベートで「名古屋」~「富山」間の交通機関を利用する際、どういう選択するかと言うと、「旅気分」を味わいたいなら『鉄道』(恐らく高山本線)。移動手段としてなら『バス』でしょう。

もっともプライベートではなく、仕事ならJR(「しらさぎ」もしくは「ひだ」)を選択するでしょう。
理由は、時間読みです。高速バスが路線網を充実させ、交通機関の選択肢が増えるのは良しとしても・・・という気分です。

そう言えば、「名古屋」から「富山」には、以前、飛行機が飛んでいました。出張で何回か利用した事があります。便数はともかく、時間帯が合えば便利でした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!