2012年06月14日 18時27分
今回札幌テレビが発売するDVD“終列車”の内容の中に「三菱鉱業大夕張鉄道」の文字がありました。
私が知る「三菱石炭鉱業大夕張鉄道線」の時代ではなく、恐らくその名の頃に撮影された映像があるものと思われます。
この鉄道の画像データは送ってもらっていないのですが、私は昭和52年2月15日に乗車しており、その時の話しを少しさせていただきます。
まず写真は、国鉄夕張線(今のJR石勝線の支線)「清水沢」駅で、「三菱石炭鉱業大夕張鉄道線」はここを起点にしていました。私が乗車した頃は「清水沢」~「南大夕張」間7.6キロを僅か3往復が走るだけの路線で、5レ「清水沢」発16:07の私の乗り込んだ車両の乗客は、全員が高校生だった記憶があります。そして彼ら(何故か女子高生はいなかった?)の座る席はどうやら決まっていたらしく、さほど混んでいない車内にも関わらず、私は随分居心地の悪い思いをしていました。
※写真ではわかりにくいですが、客車から『煙突』が見えています。
「南大夕張」に16:28に到着し、その着いた目の前にラッセルの「キ1」が止まっていました。本線や駅構内を稼働していないにしろその雄姿を見られただけでも幸せだったと思います。
この日というかこの時の北海道行きは、以前にも書いた記憶がありますが2月9日に「上野」を出発し、戻ってきたのは25日で17日間という今では考えられない“学生”にしかできない「鉄」旅でした。その旅で、当時北海道にあった鉄道線は完乗しています。しかし、DVD“終列車”に入っている鉄道だけでも「胆振線」「岩内線」「歌志内線」「函館本線上砂川支線」「幌内線」と、消えた鉄道が数多くあるのは、きっと時代の流れということでしょう。