2012年06月24日 21時10分

地下鉄桜通線「久屋大通」駅の展示と言えばこれ!

地下鉄桜通線「久屋大通」駅の展示と言えばこれを語らないわけにはいきません。

この写真の右端の下には『地下鉄桜通線・名城線・久屋大通駅 S=1:100』とあり、少なくとも縮尺は100分の1ということのようですが、見た感じはもっと小さいように思えました。それにしてもこのモデルはとても面白く、一番上の層(地上)には市バスが走り、その下には名城線のホームがあって、そこには乗客もちゃんといます。またB4には当然ながら桜通線が走っています。“B4”と書きましたが、これは『紙』の大きさではなく(「当たり前」と怒られそうです)、地下4階のことで、20.2メートルの深さにあることがちゃんと分かる様になっています。

中でも私の興味を引いたのは「名鉄瀬戸線」の場所。桜通線の電車も走っているのでその位置関係に納得で、ここでふとよく聞く“都市伝説”のパターンが蘇りました。

「地下鉄を作る時、その後に建設予定の『地下鉄』がある場合はその工事のための事前準備をしておく」ということです。ここからは憶測の域を出ず、少なくとも放送局のブログでこうしたことを書くのは相当に憚られるというか適切でないのは承知の上ですが、今回だけはお許しを…。

1)名城線建設時に、桜通線の線路・ホームなどにあたる部分をあらかじめ掘削していたのだろうか?

2)名鉄瀬戸線の「栄町」乗り入れは昭和53年(1978年)で、桜通線の開業は平成元年(1989年)です。瀬戸線の建設時には桜通線の工事の準備をしていたのでしょうか?

私には真偽のほどはわかりません。でもモデルを見ながらそんなことを考えるとちょっと楽しくなりませんか?

もっとも立体交差の駅ならどの駅でもこうしたモデルが成立するかと言えばそんなことはなく、ここには2つの鉄道事業者による3つの路線があるのがポイントでしょう。

もしも、、、名古屋駅の立体モデルがあったら見てみたい・・・。

 



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!