2012年06月27日 23時17分

富山ライトレールの楽しみ方(3)。

さて富山ライトレールの楽しみ方ですが、どんな順番で書くべきかと考え、とりあえず起点の「富山駅北」を紹介し、次回からは思いついたままに書くことにしました。ストーリーに一貫性は全くありませんがご容赦ください。

(電車はTRL0601 レッド編成)

で、最初は「富山駅北」の停留所の2本のホームへの入線を振り分けるポイント(分岐器)です。このポイントは、分岐部分のレールが一体で加工されており、また転轍機(てんてつき)は電磁式電気転轍機といって、それがレールの間にコンパクトに埋め込まれており、一般的な鉄道の電気転轍機のように、動力部分がレールの外側に置かれ、レールの可動部分とロッドで繋がっているといったことはありません。

ヨーロッパのLRTでは一般的に使われているとのことですが、国内では熊本市交通局の一部で使用されています。昨年の5月にその「熊本市電」のことを書いているのですが、当時は、まだまだ私のLRTの知識は稚拙で、こうした情報を全く持っていませんでした。

 

『鉄道』というのは、知れば知るほど奥が深く、また知れば知るほど“同好の士”が情報を惜しみなく提供してくださることを改めて感じています。今回のこの情報もそうした方から資料の提供を受けており、そうした資料があったからこそ電車に乗る楽しみがより増したと感じています。昨日と同じ景色だと思った場所が、今日は違って見えるような心境です。

※非「鉄」の方への解説…LRTとは『Light Rail Transit』の略で、文字通り軽量軌道交通のことを言い、車両だけでなく、運行管理、線路を含めた都市型の総合鉄道システムを指すことが多い。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!