2012年06月28日 22時00分

富山ライトレールの楽しみ方(4)。

「富山駅北」を13:15に出た電車に乗り、「岩瀬浜」には13:39の定時着。TRL0600形電車は2車体連接とは言え乗車定員80名。決して大量輸送機関とは言えませんが堂々の中量輸送機関で、乗客は思いのほかと言うか思った通りというか、結構な数の乗客を運んでいました。

なお、ここからは「富山ライトレール富山港線」は愛称の『ポートラム』と書きます。本来、『ポートラム』とはこの路線を走る車両の愛称ですが、総体としてこの名称を使います。

その特徴と言うか、私の考えるLRT的な楽しみの1番目は「フィーダーバス」です。簡単に言えばポートラムに接続するバス路線ということになりますが、ただの接続ではなく、写真で見た通り、電車のホームにバスが横付けされ、段差なく乗り換えられます。このバス停「岩瀬浜駅前」からは富山湾沿いに「水橋漁港前」まで途中14停留所に停まりながら13~4分で結んでいます。

写真のバスは「岩瀬浜駅前」13:57発で、私がここまで乗車してきた1本あとの電車であれば、その接続時間は3分で、利便性は素晴らしいです。なお写真はその『1本あと』のポートラム車内から撮影しています。

ところでフィーダーバスと言えばこのブログでも1年ちょっと前の昨年の5月7日に、九州は熊本電鉄「御代志」駅のフィーダーバスについて触れていますが、ここ「岩瀬浜」の方が、バスの停車の仕方がよりホームに近い感じです。またバスの塗色が、ポートラムの虹の七色に合わせてあるようで、贅沢を言えば、ポートラムと同色のバスの2ショットを撮影したかった!ということです。(フィーダーバスはもう一路線、「蓮町」発着があります)

 

(参考資料)

*「ポートラムでおでかけ 富山駅北 沿線ガイド」(発行:富山ライトレール)

 



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!