2012年07月03日 22時05分

富山ライトレールの楽しみ方(8)。

LRTと言うのは、『様々な工夫が施されたシステム』ではありますが、もう一つ、“デザイン”というポイントがあります。車両の外観もそうですし、富山ライトレールのTOYAMAの「T」をモチーフにした深いブルーが印象的な『シンボルマーク』もそうでしょう。そして電停のデザインも目を引きます。

これは「岩瀬浜」の電停にある『北前船』(きたまえぶね)の絵(右側)とその解説(左側,ベースは江戸時代の地図と思われる)で、アルミ建材メーカー大手「YKK AP」の協賛とありました。

この2枚のボードはとても目を引く存在で、私の様な者が口にするにも憚られますが、『グラフィックデザイン』とはこういう事か、また、『LRTのトータルデザイン』とはこういう事なのかと改めて認識されられました。

そしてこちらは車庫のある「城川原」電停のグラフィックで、JR時代の「城川原」駅の写真が飾られていました。

私の悪い癖で、全停留所が「岩瀬浜」「城川原」のように駅周辺であったり、駅そのものの歴史が分かる展示があるかどうかについては、確認し忘れましたが、こうした存在は、「LRT」でなくとも出来そうですが、“新規”の路線であったからこその成せる業であり、何かきっかけが無ければこうしたことは出来そうにありません。

 

と、ここまで書いていてというか、自分の撮影した写真を拡大して見ていて気付いたのですが、JR「城川原」駅の写真と電車を待つための椅子の間に小さな丸いボードが埋め込まれており、そこに何か書いてあるのを見つけました。ただ1枚2MB程度の写真ではそれを確認するには限界があり、次回の訪問に持ち越すことにしました。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!