2012年07月09日 21時52分
ヨーロッパの一般的なトラム(路面電車)は、1編成に運転台は1つです。ミュンヘンのトラムも同様で、『旅鉄』の『乗り鉄』として、ドイツの街並みを眺めつつ、心安らぐひと時を過ごすには、運転台横も一つの選択肢ですが、私のお勧めは最後部です。ここには遮るものが何もなく、流れる景色は『過ぎ行く風景』ですが、気分はパノラマカーの最後尾に乗っているのと同じです。ただ他のお客さんがいる場合は諦めるしかありませんが…。
この写真は、ミュンヘンの交通結節点(トラムだけでなく、Sバーン、Uバーンも集まっています)でありかつ街の中心ともいえる「Karlsplatz(カールスプラッツ)」電停付近で撮影したもので、この電停の配線は一回通っただけではとても覚えられません。線路は3方向から集まり、3方向に散っていくのですが、写真の区間は3線が写っている状況でして・・・あまり上手く説明できません。まあ背景の街並みも含めてお楽しみくださいと誤魔化す私がいます。一応、乗っている電車は「Karlsplatz」から中央駅方面行です。
こちらは「Karlsplatz」の隣の「Sendlinger Tor」(先に乗っている電車とは逆方向の電停)のホームです。あまりの広さに絶句してしまいますが、それだけの需要はありそうです。
ところで今回のミュンヘンのトラムですが、撮影したのは現地時間で昨年(2011年)11月20日~21日です。プライベートで出かけたドイツですが「鉄」活動はその20日・21日の2日間だけでした。まあそんな時もあるのですが、あまりの時間のなさにミュンヘン市内では観光は全くしておらず、全区間乗車した路線もなく、一寸だけトラム体験をしに行った次第ですが、このトラムがLRTとしての富山ライトレールが作られるときに参考になっていなければ、そもそも今回の「鉄」活動はなかったかもしれません。