2012年07月12日 22時38分
「ミュンヘンのトラム(4)。」で、電車の最後尾から見る『流れゆく街の風景』の楽しみに触れましたが、今回のミュンヘンで撮影した写真の中から“街並み”を2枚ピックアップしてみました。
と言ってもただ『雰囲気』だけで選んでいるわけではありません。まずこの写真の道路の両側には駐車中の車がずらりと並んでします。ここは駐車OKの道路ではあるのですが、市内を電車で散歩した印象では、所謂「駐車場」というのをあまり見かけず、駐車場所を捜すのが大変ということも公共の交通機関が積極的に利用される理由の一つかも知れません。ところでここに駐車しているのは車『通勤』されている方のようで、毎朝場所取りはあるのでしょうか?ちょっと憶測で書きすぎであると反省はしていますが、実のところは如何なんでしょう。
こちらも雰囲気のある石畳の道路です。日本でも路面電車の軌道部分が石畳ということはあっても、車が走れる石畳はあまりないはずで、そもそも路面電車の軌道も含め道路の全幅が石畳と言うのは私の知識の中にはありません。(もしもあったらご免なさい)
ところでここの線路は明らかに『溝レール』でした。ということは恐らく『樹脂固定軌道』も採用されていると思われ、私の推理通りであれば、もう何十年も前からありそうなこの風景も実は、ヨーロッパらしいLRTであると言えます。撮影したのは午前10:30頃ですが、道路に車の姿が少ないのは、都心部では何らかの車の流入制限があるのかもしれません。