2012年07月17日 21時49分

名古屋地下鉄散歩(1)久屋大通駅

「壁画」というタイトルにこだわり過ぎるのも何かなあと思い、「名古屋地下鉄散歩」というタイトルに変えることにしました。

さてここは地下鉄「久屋大通」駅。桜通線ではなく名城線の方です。壁画のタイトルは『人間賛歌』。この壁画は名古屋の地下鉄では唯一、軌道内の壁に描かれており、制作は安藤幹衛氏で制作協力として2名の方のお名前+中部二科会の14名のお名前がありました。寄贈者は「セントラルパーク」で、完成年は平成元年。

平成11年に「中部の駅百選」の第1回目の選考でこの駅が選ばれた理由の一つにこの壁画の存在があったと聞いたことがありますが、今回、国土交通省中部運輸局のHP内で「中部の駅百選」を捜したのですが、何故かそのデータを見つけられませんでした。そこにあるであろうというのは単なる私の思い込みだったのでしょう・・・。

 

ところで(名古屋市)交通局ニュースVol.176(平成20年12月発行)によれば、この壁画の“テーマ”について以下のように書かれていました。

そのまま転載しますが『現在地球上には50億人の人々が暮らしています。そこには、地上に生をうけたものの生きる喜びを歌い上げた人間讃歌が鳴り響いています。この壁画は、人間讃歌―人生の讃歌をテーマに、モチーフをメキシコにとり制作されました。』とあり、この文章を読んでから改めて壁画『人間賛歌』を目にすると、見慣れた風景もまた違って見えてくるのが不思議です。

 

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!